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2018年8月2日(木)

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  • カリフォルニア州では住民数万人が、州全土で未だ止むことのない山火事で避難を余儀なくされ、死者も出ています。最悪の山火事となったカーでの火災は10万エーカー以上が火に包まれ、レディング周辺の住宅約千戸を破壊、同州史上6番目に被害の大きい火事となりました。当局は8月1日、同州の規模が大きい16件の火事で、ロサンゼルスの面積よりも大きい32万エーカーが焦土と化し、8人が死亡したと発表しました。ジェリー・ブラウン州知事は今週、山火事の激しさが増し、回数も増えていることが、同州の「新たな常識」となったと述べました。山火事は他にもコロラド、アイダホ、オレゴン、ワシントン、アリゾナ州の一部でつづいており、世界的にも最近ではギリシャ、カナダ、北極圏で起っています。「懸念する科学者連合」(Union of Concerned Scientists)の気候変動およびエネルギー・プログラムの上級気候変動研究者で気候変動科研究室長のブレンダ・エクウーゼェルに話を聞きます。

  • 今までになかったような山火事、洪水、熱波が世界各地を襲った2018年は、記録が始まって以来、4番目にの暑さとなると見られています。地球温暖化の破壊的効果の影響を一番受ける地域の多くは、気候変動の原因を作った国々ではありません。公共政策研究グループ「ジャーマンウォッチ」(Germanwatch)が公開した「2018年世界気候変動リスク指数」によれば、過去20年間で最も気候変動の影響を受けたのは、ホンジュラス、ハイチ、ビルマ(ミャンマー)、パキスタン、そしてバングラデシュを含む発展途上国です。インド政府は、500人以上が洪水と豪雨で犠牲となったとしています。イランでは慢性的な水不足で、97パーセントの地域でなんらかの干ばつが起っています。プリンストン大学の人文科学および環境学の教授であるロブ・ニクソンに話を聞きます。ニクソン教授はSlow Violence and the Environmentalism of the Poor(『ゆっくりとした暴力と貧困層の環境保護主義』)の著者です。

  • 「失われる地球」(Losing Earth)というのが、8月1日号を1冊丸ごと気候変動特集としたニューヨークタイムズ・マガジンの特集記事のタイトルでした。ナサニエル・リッチが執筆したこの記事は1979から89年の10年を追っており、リッチによればこの期間に人類は初めて気候変動について包括的な理解をしたものの、まだ時間的余裕があったこの時期に、この非常に大きな危険への対策を怠ったということです。この記事はピュリッツァー・センターの支援を受けて発行されました。ニューヨークタイムズ・マガジンの主任ライター、ナサニエル・リッチに話を聞きます。

  • 米国の大手テレビ・ネットワークは、7月の2週間に渡る世界的熱波について少なくとも127回報道しましたが、気候変動についてはたった1回言及したにすぎません。これは米国の三大テレビ局であるABC、CBS、そしてNBCによる異常気象の報道を追跡する「メディア・マターズ」(Media Matters)が報告している内容です。本日は、世界的異常気象を更に増幅させる気候変動危機、化石燃料産業および地球温暖化におけるメディアの役割についてのパネル・ディスカッションを行います。ニューヨークタイムズ・マガジンの主任ライター、ナサニエル・リッチは”Losing Earth: The Decade We Almost Stopped Climate Change”(「失われる地球--気候変動をもう少しで阻止できた10年」)を執筆し、彼の記事は1冊丸ごと気候変動特集となったニューヨークタイムズ・マガジン8月1日号に掲載されました。ロブ・ニクソンはSlow Violence and the Environmentalism of the Poor(『ゆっくりとした暴力と貧困層における環境保護主義』)の著者です。ブレンダ・エクウーゼェルは、「懸念する科学者連合」Union of Concerned Scientists)の気候変動およびエネルギー・プログラムの上級気候変動研究者で気候変動科研究室長です。

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