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2017年11月30日(木)

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  • ドナルド・トランプ統領が11月29日、極右過激派グループ「ブリテン・ファースト」(Britain First)のリーダーがシェアした動画3本をリツイートしたことは、国際的に大きく非難されました。これらの動画は、ムスリムによる暴力行為を撮影したと称するもので、28日「ブリテン・ファースト」の副代表ジェイダ・フランセンが投稿したものです。フランセンは8月にベルファーストでヘイト・スピーチをした罪で数日前に逮捕されています。またフランセンは2016年にも、英国のルートンの街角で「キリスト教徒によるパトロール」と称しムスリムの店員を言葉で挑発し、宗教的差別に基づくハラスメントを行ったとして有罪判決を受けています。受賞歴を持つ英国のジャーナリストでアルジャジーラ・イングリッシュのアンカー、調査報道サイト『ジ・インターセプト』のコラムニストでもあるメディー・ハサンに話を聞きます。

  • ニューヨークタイムズ紙のコラムニスト、トーマス・フリードマンによる論争の的となった論説Saudi Arabia’s Arab Spring, at Last(「ようやく訪れたサウジアラビアのアラブの春」)に対するアルジェジーラのメディー・ハサンの反応を聞きます。ハサンはこの記事が信じられないほどサウジアラビアに同情的であるといいます。また、トランプがサウジと友好的な関係を築いているのは「彼が嘘つきで陰謀論者であるだけでなく、偽善者でもある」ということだと言います。更に「トランプはイスラム過激派テロのことを延々と問題視しながら、イスラム過激派のテロを思想的にも経済的にもどの国よりも熱心に支援してきたとサウジアラビアにはすり寄っている」と批判しています。

  • 来週、2つの連邦控訴裁判所において、トランプ大統領による入国禁止令を巡る口頭弁論が予定されています。この入国禁止令では、8カ国出身の市民が米国への入国を制限されますが、その内6カ国はムスリムが大半を占める国です。受賞歴ある英国のジャーナリストでアルジャジーラ・イングリッシュのアンカーでもあるメディー・ハサンが、イスラム嫌悪的内容のツイートと動画をトランプがリツイートしたことの裁判への影響を語ります。また彼は「トランプの言動は以前から変わっていない。我々は彼の言動に毎回驚いていてはいけない。彼は不安定で危険な人物であり、普通の大統領ではない。それを認識するべきだ」と言います。

  • ノーベル経済学賞受賞のジョーゼフ・スティグリッツに、早ければ12月1日にも米議会が投票するとみられている共和党の税制改正案に対する批評を聞きます。広範にわたるこの法案は、トランプ大統領の家族を含む最富裕層に数十億ドル規模の減税の恩恵がある一方、医療費負担適正法(通称「オバマケア」)における健康保険への強制加入条項が廃止となります。スティグリッツはコロンビア大学教授で、シンクタンク「ルーズベルト研究所」(Roosevelt Institute)の首席エコノミストでもあります。ビル・クリントン政権では大統領経済諮問委員会の委員長を務めました。

  • 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』の続編となる最新作Globalization and Its Discontents Revisited: Anti-Globalization in the Era of Trump(『グローバル化とその不満再訪--トランプ時代の反グローバル化』)の中で、ノーベル経済学賞受賞のジョーゼフ・スティグリッツは、トランプが大統領となったことで、「彼は世界の経済秩序に手榴弾を投げ込んだ」と記しています。トランプが批判する自由貿易協定の影響について、スティグリッツに話を聞きます。

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