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2016年12月16日(金)

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  • ノースカロライナ州議会の共和党議員らは、州知事に就任予定の民主党ロイ・クーパーから権限をはく奪しようとする立法クーデターを遂行中と非難されています。クーパーは先月の選挙で現職の共和党知事パット・マクロイを1万票の僅差で破りました。今週、ハリケーン・マシュー被災者の救済を検討する州議会の特別議会で、共和党は数十件の新法案を提出するという前代未聞の動きに出ました。共和党議員は、州知事が任命する州職員の数を削減し、州知事の閣僚人事の全てについて上院の承認を義務化し、ノースカロライナ大学の理事を指名をする州知事の権限をはく奪する法案を押し通そうとしています。州の選挙管理委員会への州知事の管轄権を弱める法案もあります。さらには民主党の州知事の権限の一部をはく奪し、副知事に与える法案もありますが、副知事は偶然にも共和党です。これらの法案はどれも、共和党州知事パット・マクロイが敗北を認めるまでは検討されていませんでした。全米黒人地位向上協会(NAACP)ノースカロライナ州支部長で、Repairers of the Breach(破れを繕う者)という団体の代表ウィリアム・バーバー牧師に話をききます。

  • サウスカロライナ州チャールストンで開かれた陪審裁判で、2015年6月に歴史的なエマニュエル・アフリカ・メソジスト監督教会でクレメンタ・ピンクニー牧師を含む9人の礼拝者を殺害したディラン・ルーフが、連邦法のヘイトクライム33件の罪状について有罪を宣告されました。6日間にわたって30人の目撃者が証言した後、陪審員は2時間以内で審議を済ませ、判決が下されました。ルーフは白人至上主義者の考えを信奉し、写真の中では南部連合旗と銃を持ってポーズをとっていました。故ピンクニー牧師の友人で全米黒人地位向上協会(NAACP)ノースカロライナ州支部長ウィリアム・バーバー牧師に話を聞きます。

  • ドナルド・トランプと軍将軍について見ていきます。トランプは退役したジェームズ“マッド・ドッグ”マティス将軍を国防長官に指名しました。「狂犬」とあだ名されるマティス将軍は、オバマ政権時代に中央軍総司令官に任命されましたが、イランに対する過激な強硬方針への懸念から早期に解任されました。退役した海兵隊将軍ジョン・ケリーは国土安全保障省長官に、退役した陸軍中将マイケル・フリンは国家安全保障顧問に指名されました。フリンはイスラム教徒に敵対的な世界観を持っていることで知られており、イスラム教を「癌」と呼び、「イスラム教徒を恐れるのは当たり前」と話しています。退役した大佐でベトナム帰還兵のアンドリュー・ベースビッチに話を聞きます。彼の近著はAmerica’s War for the Greater Middle East: A Military History(『拡大中東圏のための米国の戦争:軍事史』)です。彼はボストン大学の国際関係学と歴史学の名誉教授です。

  • ドナルド・トランプは極右の破産専門弁護士デビッド・フリードマンを駐イスラエル米国大使に指名しました。多くの人は、フリードマンのイスラエル・パレスチナ和平を敵視する態度や国際法の軽視などにかんがみて、彼のような人物を駐イスラエル大使に選ぶのは前代未聞だと指摘しています。フリードマンは外交の経験が全くありません。彼はイスラエルが占領中のヨルダン川西岸地区に、ユダヤ人専用の入植地を広げていることに支持を与えており、明らかな国際法違反にもなるにもかかわらず、イスラエルがパレスチナ領域全体を併合しても違法性はないとの考えを表明しています。軍事歴史家のアンドリュー・ベースビッチに詳細を聞きます。彼の近著はAmerica’s War for the Greater Middle East: A Military History(『拡大中東圏のための国の戦争:軍事史』)です。

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