« 前  

2016年10月31日(月)

  次 »
  • FBIのジェームズ・コミー長官は28日、FBIが新たに発見した電子メールがヒラリー・クリントンの私用メールサーバー使用をめぐる調査で再び捜査対象になっていることを連邦議会に通知しました。本選の迫る大統領選が揺れています。この電子メールは、アンソニー・ウェイナー元下院議員をめぐる調査で発見されました。ウェイナーはヒラリー・クリントンの側近であるフーマ・アベディンの別居中の夫です。アベディンは夫のコンピューターに数十万通の電子メールを保存していたとされ、ウェイナーが15歳の少女に不適切なメッセージを送ったとして捜査の対象となったことから、このコンピューターがFBIに押収されたものです。コミー長官は、アベディンの電子メールの捜査令状をFBIが取得する前に議会に報告したことになります。捜査令状は先週末に発行されたと伝えられています。大統領選本選まで11日を残すこの段階でコミー長官がこの発表を行ったことを、ドナルド・トランプ候補は歓迎しています。ジェームズ・コミーのこの行動には、ヒラリー・クリントン以外からも批判の声が上がっています。元連邦検察官からなる超党派のグループも公開状で、「我々の多くがコミー長官と働いた経験を持ち、皆が彼を尊敬している。だが大統領選までわずか11日という時期に、進行中の捜査の証拠について公的なコメントを出すというコミー長官の決定は前代未聞で、我々は驚き、当惑している」と述べました。

  • アムネスティ・インターナショナルは28日、投資総額38億ドルにのぼるダコタ・アクセス・パイプライン建設に反対する数千人のアメリカ先住民が抑圧を受けている様子を監視するため、人権オブザーバーをノース・ダコタ州に派遣しました。アムネスティのこの行動は、軍隊級の武器を携行した数百人の警察官が抗議者をペッパースプレーやテーザー銃、サウンドキャノン(音響発生砲)、ビーンバッグ弾(殺傷能力の低い弾薬)、ゴム弾などで攻撃し、140人を逮捕した27日の出来事を受けて行われたものです。27日については新たな詳細が浮かび上がってきています。ダコタ・アクセス社の契約警備員が顔をバンダナで隠し、攻撃用ライフルを所持してやってきた様子を映した映像もそのひとつです。この男は「水保護者」の人びとの中に潜入しようとしていたと見られています。スタンディング・ロック・スー族のメンバーによると、この男はトラックの助手席にAR-15ライフルを乗せ、メインの抵抗キャンプの方向へとハイウェイ1806号線を車を走らせて来ました。男に気付いた保護者らは、この男のトラックを追跡し、最後は徒歩で男を追い、武器を捨てさせようとしました。映像には、警備員が攻撃用ライフルを保護者らに向けながら、水の中へと逃げこもうとしている様子が映っています。男は最終的にインディアン管理局の警察に逮捕されました。保護者らがトラックの中を探すと、ダコタ・アクセス・パイプラインの警備員のIDカードとダコタ・アクセス・パイプラインの名前でかけられた車両保険証書が見つかりました。詳しい情報を先住民環境ネットワークのオルガナイザーのダラス・ゴールドトゥースに聞きます。

  • 投資総額38億ドルのダコタ・アクセス・パイプライン建設に抵抗するアメリカ先住民の主要な抵抗キャンプの近くで29日深夜から30日未明かけて、やぶが燃える不審な火事が発見されました。先住民によると、911番に通報したにもかかわらず、緊急隊はやって来なかったということです。また彼らは、ここ数週間にわたって周辺を飛び回っていた監視用の飛行機やヘリコプターが、火事の始まる2時間前に飛行をやめていたと語っています。保護者らは、ダコタ・アクセス社のために動いている人間が故意に火を付けたのだと考えています。先住民環境ネットワークのオルガナイザー、ダラス・ゴールドトゥースに詳しく聞きます。

  • オレゴン州の連邦陪審は27日、国定鳥獣保護区の武装占拠事件で共謀と武器所持の罪に問われていた反政府民兵組織リーダーのアモン・バンディとライアン・バンディ、組織のメンバー5人に無罪の評決を下しました。41日間にわたるマルヒュア国定鳥獣保護区の占拠は、連邦財産の強奪を目的とした無法な計画だと考える連邦検察官らはこの評決にショックを受けています。この占拠は、連邦職員を行政休業に追い込み、連邦政府に400万ドルを超す損害を与えたほか、地元住民を恐怖に陥らせました。民兵組織の占拠した土地に「条約上の権利」を持つパイユート族も怒っています。パイユート族によると、民兵組織のメンバーは部族の遺跡を手荒に扱い、聖なる土地をブルドーザーで踏みにじりました。民兵組織リーダーのバンディ兄弟は現在も、ネバダ州での2014年の武装抗争での連邦法違反の罪に問われています。現在も続くノース・ダコタ州でのダコタ・アクセス・パイプラインの反対運動の視点から、バンディ兄弟の評決について話し合います。キーラン・サックリングは「生物学的多様性センター」(the Center for Biological Diversity)の事務局長です。「チェロキー・ネイション」市民のスティーブ・ラッセルは、元判事で教授です。ラッセルは最近、「インディアン・カントリー・トゥデイ・メディア・ネットワーク」に"Malheur v. DAPL: Jury Nullification or Prosecutor Overreach?"(「マルヒュア対ダコタ・アクセス・パイプライン:陪審の法否定か、検察の行き過ぎか」)という記事を掲載しています。

Syndicate content