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2015年7月10日(金)

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  • 50年以上もサウスカロライナ州の議会議事堂に掲げられていたアメリカ連合国の国旗(南部連合旗)が本日をもって降ろされます。同旗を永久的に撤去する法案が、下院・上院ともに圧倒的多数で承認されたことを受けて、9日、ニッキー・ハーレー州知事はその法案に署名しました。これは1962年にサウスカロライナ州議会議事堂に南部連合旗が掲げられたことから始まり、その後妥協案として南北戦争記念碑の高さ30フィートの旗竿に移動させられ後の数十年にわたる闘争への最後の一押しとなりました。法案が通過するためには、下院と上院の両院でそれぞれ3分の2の票が必要でした。9日、ハーレー州知事が州議会議事堂の大広間で法案に署名した際、6月17日にチャールストンのエマニュエル・アフリカン・メソジスト監督教会で聖書勉強会に出席中に射殺された9人の犠牲者の遺族と元サウスカロライナ州知事3人、そしてジェシー・ジャクソン師も立ち合いました。同旗は10日午前10時に降ろされ、コロンビアにある州の軍事博物館へ移され、南部同盟記念の部屋に展示される予定です。本日は、元サウスカロライナ州選出の上院議員、元州知事そして長年の人種分離主義者で2003年に100歳で逝去したストロム・サーモンドの混血の孫娘ワンダ・ウィリス=ベイリーに話を聞きます。サーモンドの死去から数か月後、エシー・マエ・ワシントン=ウィリアムスが自分はサーモンドと、サーモンドの家で家政婦をしていた16歳のアフリカ系アメリカ人のキャリー・バトラーとの間に生まれた娘だと公表しました。サーモンドは、ワシントン=ウィリアムスを彼の娘として、ワンダを孫娘として公には決して認めませんでした。

  • ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモは、警官による非武装の市民殺害を捜査する特別検察官を新た任命すると発表しました。この種の事件に関する特別検察官の任命はニューヨーク州が初めてとなります。クオモの発表は、警官によって殺害されたニューヨーク市民の母親たちがニューヨーク市庁舎外で集会を開き、州議員が行動を起こさない場合、特別検察官を任命するという知事の約束を果たすよう要求した翌日になされました。本日はエリック・ガーナーの母親であるグウェン・カーに話を聞きます。ガーナーは、ほぼ1年前の7月17日に、少なくとも11回「息ができない」と訴えたにも関わらず、警官によって地面に叩き付けられ、首を絞められ、上に乗られて亡くなりました。大陪審は、ガーナーの首を絞めた警官ダニエル・パンタレオを起訴しませんでした。この事件を担当した検事ダニエル・ドノバンは先日、連邦下院議員に選出されました。

  • 歴史的な国民投票でギリシャ国民の圧倒的多数が緊縮政策反対に投票してからわずか数日後、ギリシャのアレクシス・チプラス首相は、厳しい緊縮政策措置を盛り込んだ改革案を提出しました。ギリシャの債権団に対し提出されたこの改革案には、増税、年金削減、軍事費用の削減、そして公有資産の民営化などが盛り込まれていると伝えられています。この提案は、チプラス首相が債権団による更なる緊縮政策の要求を拒否するよう、ギリシャ国民に呼びかけた後に提出されました。この改革と引き換えに、ギリシャは3年間で59億ドルの救済措置を受けられる可能性があります。一方ドイツも、ギリシャに何らかの債務救済措置を提供するという要求に譲歩しつつある模様です。11日に開催される重要なユーロ圏財務相会議を目前にして、欧州の当局者たちもギリシャの提案を称賛しています。たった5日前にギリシャ国民の61%という圧倒的多数が「反対」したにもかかわらず、本日10日、ギリシャ議会は、改革案について投票を行う予定です。経済政策研究センターの共同ディレクターであるマーク・ワイスブロットに話を聞きます。彼は近刊書Failed: What the Experts Got Wrong About the Global Economy(『失敗:専門家はグローバル経済の何を間違えたのか』)の著者です。

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