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2015年4月8日(水)

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  • サウスカロライナ州の白人警官が、アフリカ系アメリカ人男性射殺の罪で訴追されました。丸腰と見られる被害者が逃走しているところを、この警官が射撃しているビデオが浮上したためです。殺害は、4日朝、ノースチャールストン警察の警官マイケル・スレーガーが、ブレーキランプが壊れているとしてウォルター・スコットの車を停止させたときに起こりました。ビデオには、スレーガーが逃走しようとするスコットを8回、射撃するようすが映されています。当初、ノースチャールストン警察は「スコットにテーザー銃を盗まれて、身の危険を感じた」というこの警官の主張を擁護していました。ところが、ビデオには、警官は5メートル近く離れた場所から、スコットの背中を撃っているところが映されていました。また、ビデオにはスレーガーが倒れたスコットのすぐそばに、おそらくテーザー銃であろう何かを置いているところも映っています。ビデオをみる限り、スコットが警官のテーザー銃を持っていたいた形跡はまったくありません。サウスカロライナ州の公民権活動家で、Killing Trayvons: An Anthology of American Violence (『殺されるトレイボンたち:米国の暴力アンソロジー』)の著者、ケビン・アレグザンダー・グレイに話を聞きます。

  • ミズーリ州ファーガソンで、警官によってマイケル・ブラウン殺害され、連邦司法省が同市の警察と地方裁判所の人種差別的な慣習と体制について痛烈な報告書を発表してから、初めての市政選挙が行われ、ここでも新たな歴史が刻まれました。ファーガソン市の120年間の歴史で始めて、6人から成る市議会の3人がアフリカ系アメリカ人となるのです。通常は登録有権者の投票率が約12%というこの地域で、約30%という記録的な高投票率を記録し、エラ・ジョーンズとウェスリー・ベルの2人が当選したのです。2014年8月にマイケル・ブラウンが殺害された当時は、市長、警察署長、シティー・マネージャー、地方裁判所判事の全員が白人でしたが、射撃事件後、市長を除く全員が辞任しています。本日はファーガソン行政区の民主党選挙対策委員のパトリシア・バインズに話を聞きます。バインズは住民の有権者登録および投票推進を支援し、候補者2人の選挙運動マネージャーを務めました。

  • シカゴのラーム・エマニュエル市長は、決選投票で対抗馬のヘイスース・"チューイ"・ガルシアを辛くもやぶり再選されました。エマニュエルの得票率は約55%、ガルシアは44%でした。エマニュエルが集めた選挙資金は2300万ドルで、ガルシアの600万ドルの3倍以上に達しました。メキシコ移民の息子であるガルシアは、今年初めの選挙でエマニュエルを決選投票に追い込み、米国政界の権力機構に衝撃を与えました。エマニュエルは、主にアフリカ系アメリカ人居住区での50校近くの学校の閉校、2012年の教師ストライキへの対応、同市の殺人率の高さ、および銃による犯罪が多いことなどで、市民の不興を買っていました。シカゴから月刊誌『イン・ディーズ・タイムズ (In These Times)』の記者で、同市選挙の取材にあたってきたリック・パールスタインに話を聞きます。

  • マヤ・アンジェロウが亡くなってから1周忌を迎えますが、本日はアンジェロウと親交が深かったテレビとラジオのキャスター、タビス・スマイリーに話を聞きます。新著My Journey with Maya (『マヤ・アンジェロウとの旅』)で、スマイリーは、マヤ・アンジェロウへ賛辞を表し、30年間近くにわたる世代もを超えた友情をまとめています。1980年代半ばに二人が始めて逢ったとき、スマイリーは21歳、アンジェロウは58歳でした。本著には、この高名な詩人のことばがあふれ、スマイリーは人生の岐路でアンジェロウがいかに自分を導いてくれたかを追憶しています。また、この本の出版と同じ日に、米国郵便公社が、アンジェロウをたたえる限定版のフォーエバースタンプ記念切手(訳注:フォーエバースタンプは、額面の代わりにForeverと印刷された第一種郵便用切手。郵便料金が値上げになっても値上げ分を足さずにそのまま使用できる)を公開しました。

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