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2014年11月10日(月)

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  • 6週間前ゲレロ州南部で起きた師範学校生43人の殺害事件をめぐり、犯罪組織メンバーらが犯行を自供したものの、現在もメキシコ全土でデモが続いています。7日、メキシコのムリリョ・カラム検事総長は、事件の容疑者が学生たちを殺害と遺体の焼却を認め、捜査官が遺体を発見したと発表しました。学生らは警察当局による強制捜査の後に行方不明になっており、政府の腐敗とメキシコに蔓延する暴力に対する国民の怒りに火をつけました。9日、数千人のデモが行われ、一部の集団がメキシコ市の大統領官邸の扉に火をつけました。こうした社会混乱の最中に、メキシコ大統領エンリケ・ペニャニエトは中国で開かれるAPECサミットに参加するためメキシコを離れているため、批判を浴びています。本日はメキシコから、43人の失踪学生の家族と共に運動している人権団体トラチノランのアドボカシーチームのコーディネーターを務めるマリア・ルイーザ・アギラル・ロドリゲスに話をききます。

  • 国が退役軍人の日に向けて準備を行う中、オバマ大統領は、イラクへ兵士1500人を増派することを承認しました。この計画でイラク駐留部隊は現在の人数から倍以上に増え、56億ドルの費用が費やされるであろうと伝えられています。イスラム国に対する米軍の軍事行動の大幅な拡大ですが、イラク全土に訓練所を設置するつもりなのではないかと伝えられています。今週から始まるレームダックセッション中の米国議会に、予算申請が提出されるとされています。9日CBS放送の「フェイス・ザ・ネイション」のインタビューでオバマは、イラクへの増派はイスラム国の戦闘員に対する「新たな局面」──防衛ではなく攻撃的戦略へ──を示すものだと話しています。公表のタイミングに対しては、民主党候補者を戦争にうんざりした有権者から守るために、中間選挙が終わるまでオバマ政権は待っていたのではないかとの疑問の声も出ています。元海兵隊員で国務省高官で、かつてイラクに駐留していたマシュー・ホーに話を聞きます。2009年、彼はアフガン戦争に抗議して辞職した最初の米政府高官として知られています。

  • 退役軍人の日の前日として、イラクで戦った元海軍のマシュー・ホーと、兵士として戦争に参加した人たちに対する戦争の見えざる影響について議論します。ホーはアフガン戦争に抗議して辞職した最初の米政府高官として有名です。「これらの戦争の代償は隠されています。戦争を経験した人は男性も女性も常に自殺行為に悩まされています。問題は、私たちが落ちる所まで落ちない限り、助けを得ることができないということです」とホーは語ります。毎日22人の米退役軍人が自殺を図っており、戦闘での兵士の死者数を上回っています。

  • 米疫病予防管理センターがここ3週間かけてエボラ感染の検査をしていた177人全員がエボラに感染していなかったと発表したことを受けて、保健当局者はダラス地区のエボラ出血熱ゼロ宣言をしました。テキサス州のダラスでエボラ出血熱感染の恐れが始まったのは、9月30日に訪米中のリベリア人男性トーマス・エリック・ダンカンがテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院に救急車で搬送され、陽性反応が出た時でした。この男性は10月8日に死亡しましたが、これまでのところ米国内ではエボラ出血熱による唯一の死者です。治療にあたった2人の看護師もエボラウイルスに感染しましたが、回復しています。一方で国連によると、西アフリカでは、リベリア、ギニア、シエラレオネの最も深刻な被害のあった地域の一部で、感染の拡大が鈍化し始めています。しかし、地元の医療スタッフは感染への勝利宣言には時期尚早だと警告しています。本日はエール大学院生で、政府によるエボラ感染事例のコンピューターデータベース構築の補佐を行うためにリベリアに3週間滞在していたライアン・ボイコに話を聞きます。米国へ帰国してまもなく、彼はコネチカット州ニューヘイブンの自宅で6日まで隔離させられていました。

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