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2014年9月2日(火)

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  • 8月最終週末からの3日間に、連邦判事がテキサス州の19カ所とルイジアナ州の5カ所全ての中絶クリニックの閉鎖をひきおこしかねなかった新法の実施をそれぞれ差し止めました。9月1日に発効する予定だったテキサス州の法は、たとえ手術なしの薬剤による中絶や、単純な妊娠初期の手術であっても、中絶診療所に、病院と同レベルの手術センター基準を要求するものでしたが、8月29日に連邦判事により差し止めの裁決がくだされました。この法は、2013年に物議を醸し、大規模な抗議行動をまきおこし、現在同州の知事に立候補している州上院議員のウェンディ・デイビスによる11時間のフィリバスター(議事進行妨害)を引き起こしました。一方、ルイジアナ州でも、8月31日、発効数時間前に、州の連邦判事が新しい中絶法の一時的差し止め命令を出しました。この法では、中絶医療を提供する医師は、自分の診療所から30マイル以内にある病院から患者受け入れ特約を得ていることが義務付けられていました。テキサス州で5軒の中絶クリニックを運営し、今回の訴訟の当事者でもある健康団体「女性の心身の健康」(Whole Woman’s Health)の最高経営責任者エイミー・ハグストロム・ミラーから話を聞きます。

  • 陪審員団は9月第1週、バグダッドのニソール広場で起こった2007年の虐殺に関わったブラックウォーター社の4人の元社員の殺人と過失致死罪の裁判の評決に入ります。容疑者らは、ブラックウォーター社の部隊が発砲したときに死亡した17人のイラク市民のうちの14人への殺人罪で起訴されています。裁判では、この攻撃を生き残り、愛する人たちが射殺された場面を見た目撃者たちが証言しました。8月最終週の最終弁論で、検察側はブラックウォーター社の警備員らが逃げる市民に発砲し、彼らの命を奪ったことを自慢していたと述べました。ニソール広場の事件は、ブラックウォータ社、あるいは全ての民間軍事会社が関与した死亡事件の中でも特に注目を浴びており、多くのイラク人たちは、米国がどこまで真剣に民間警備会社の犯罪責任を問う気があるか、評決の行方を見守っています。ブラックウォーターの裁判で最初に証言した目撃者のモハメド・キナニは、家族の車の後部席に乗っていた自分の9歳の息子、アリが頭を撃たれた様子を話しながら泣き崩れました。キナニが証言中にあまりに激しく泣いたため、ロイス・ランバース判事は一時的に閉廷したと報じられています。オスカーにノミネートされたこともある映画製作者ジェレミー・スケイヒルとリチャード・ローリーによる、モハメドとアリの物語を伝えるドキュメンタリーBlackwater’s Youngest Victim(『ブラックウォーターの最年少の犠牲者』)を放送します。

  • 香港では9月1日、より大きな政治的自由を求めて数千人が抗議行動を行った翌日に19人が逮捕されました。この抗議行動は、2017年に香港が自らの次期行政長官を自由に選ぶという要求を、中国政府が拒否したことを受け、「中環を占拠せよ」(Occupy Central)という団体によって組織されたものです。新しい法律によって、香港の投票者たちは特別行政区の独自の長官を選ぶことはできますが、すべての候補者はまず最初に指名委員会による承認を受けなければなりません。活動家らは、この指名委員会が、対立候補が立候補することを妨げる、北京政府支持者によって支配されるのではないかと恐れています。「中環占拠」に参加している抗議者らは、香港のビジネス街の中心の閉鎖を含む、さらなるデモを行うことを警告しています。元ジャーナリストで、公民党の設立を助けた香港の議員クローディア・モーから話を聞きます。

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