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2013年12月11日(水)

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  • 秘密主義の団体ALEC(米国立法交流評議会)は、ワシントンでの一週間におよぶ会議を終えたところです。ワシントンで企業ロビイストたちが州議員とともに取り組んだモデル法案は、後に全国規模で導入されることになります。伝えられるところでは、ALECは多数の新しい法案を起草して、オバマ大統領の排気ガス削減を阻止し、クリーンエネルギー促進の州政策を弱めようとしています。全米各地の保守派のグループは、公共部門の権利やサービスを、教育、医療、所得税や労働者の待遇などの重要項目において攻撃するため、6つの州で連携して募金をする準備をしています。この提案は、ALECが支援する SPN (State Policy Network:州政策ネットワーク)によって作られました。SPNは州レベルの保守派の戦略を画策する機能を持つ連合体です。ALECはフロリダのスタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)法に肩入れしたことで大勢の支援者に逃げられてしまい、支援者を取り戻すことに懸命です。ガーディアン紙によると、ALECはこの2年で400人の州議会議員と60社の主要な法人の寄贈者を失いました。Center for Media and Democracy(メディアと民主主義センター)のリサ・グレイブスを迎え、ALECの最新動向と、かつて南アフリカのアパルトヘイト政権に反対する投資撤退キャンペーンにALECが反対してきたことについて、話を聞きます。

  • 10日火曜日、世界中の注目を集めたオバマ大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長の歴史的な握手の傍らで、私たちはアパルトヘイトの終焉にキューバが果たした重要な役割と、カストロがネルソン・マンデラ追悼式の演説に招かれた世界的指導者5人のうちの一人であった理由を振り返ってみたいと思います。マンデラの言葉によると、キューバは「白人圧制者の不敗神話を打ち砕いた。 ... そして南アフリカの民衆に闘争心を抱かせ」ました。歴史家のピエロ・グレイジェセスは、キューバが1988年にアンゴラで[アンゴラ人民解放運動を支援して]勝利したことが、[ナミビアを実効支配してアパルトヘイト政策を施行していた]南アフリカ政府のナミビア撤退と解放につながり、南アフリカのアパルトヘイト体制の屋台骨をくじくことになったと論じます。グレイセスの新著、Visions of Freedom: Havana, Washington, Pretoria, and the Struggle for Southern Africa, 1976-1991(『自由への展望: ハバナ、ワシントン、プレトリアと南部アフリカの闘争 1976-1991年』)について話を聞き、マンデラとカストロのキューバでの会合の記録映像を流します。

  • 開催 まで二カ月を切ったロシアのソチ冬季オリンピックに向け、世界各国から集まったゲイ権利活動家たちは、オリンピックを利用して、いわゆる「同性愛の奨励」を犯罪とするロシアの新しい法律に注目を集めさせようとしています。この法律はロシア当局は「伝統的でない性的関係についてのプロパガンダを未成年の間に広めた」と告発された者に対して罰金を科すことができるとするものであり、ゲイまたはLGBTを支持する外国人たちを拘留し国外退去させることを可能にする条項もあります。二人の有力なLGBT活動家、ロシアLGBTネットワーク幹事のアナスタシア・スミルノーヴァと、ロシアからの逃亡を宣言したばかりのジャーナリストのマーシャ・ゲッセンを迎え話を聞きます。ゲッセンはThe Man Without a Face:The Rise and Rule of Vladimir Putin(『顔のない男 ウラジーミル・プーチンの昇進と統治』)の著書で、Words Will Break Cement: The Passion of Pussy Riot(『言葉の力はセメントも砕く プッシー・ライオットの受難』) という新著も近刊が予定されています。

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