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2013年10月2日(水)

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  • ルイジアナ州で42年にわたり独房に監禁されていた囚人が余命わずかな今になって釈放されました。独房42年というのは米国でだれも経験していない長さです。ハーマン・ウォレスら3人は通称「アンゴラ・スリー」として知られています。3人は1972年、刑務所のガードを殺害したとして独房に入れられました。本人たちおよびその支援者たちは、この殺人事件はえん罪で、彼らが刑務所内部でブラックパンサーの最初の支部の1つを設立したため、その政治活動を戒めるためだったと主張しています。1日、連邦判事の驚くべき判決で、ハーマン・ウォレスの有罪判決は破棄され彼は刑務所から釈放されました。破棄理由は彼が公正な裁判を受けていなかったというものです。ウォレスは末期の肝臓がんを患って余命わずかとされ、そのまま支援者たちの待つニューオリンズの病院に直行しました。3人のゲストに話を聞きます。ロバート・キングはアンゴラ・スリーでウォレスの前に釈放された唯一の人物で、ウォレス本人に釈放のニュースを伝えた1人です。ジョージ・ケンドダルはウォレスの弁護人、また支援者のジャッキー・サムルはアーティストでいま現在もニューオリンズのルイジアナ州立大学病院で入院したウォレスに付き添っています。「ハーマン・ウォレスはこれで自由人として死ねます。それは莫大な勝利であり奇跡です」とサムルは言います。「42年間、彼は独房の中で自身の無実の主張を曲げませんでした。その最期の一息を自由の身で迎えるのなら、それは私たちが勝利したということです」

  • 著名なトロントの映画監督ジョン・グレイソンと医師タレク・ルーバニの2人のカナダ人がエジプトで法的訴追もないまま1カ月半にわたって投獄されたままになっています。2人は8月16日のカイロで警官隊による虐殺を目撃したのちに拘束されました。もともと2人はエジプトを通ってガザに向かい、ルーバニ医師が緊急救命医たちを指導するところをフィルムに収めるはずでした。刑務所内から秘密裏に持ち出された書状で、グレイソンとルーバニは追放されたモハメド・モルシ大統領派の支持者たち多数が銃撃されている現場に急行したあとで逮捕されたと言います。グレイソンは銃撃後の惨状を撮影し始め、ルーバニは負傷者を手当てしていたそうです。「私たちは逮捕され、身体検索され、投獄され、質問され、尋問され、“シリアのテロリスト”とともに録画され、叩かれ、殴られ、なぶられ、蒸し釜状態の房に入れられ、電話を禁止され、裸にされ、丸刈りにされ、外国の傭兵だとして責められている」と彼らは書いています。2人は他36人もの人々とともにゴキブリだらけの牢獄に閉じ込められています。先週末、エジプト当局は彼らの収監がさらに45日間、やはり起訴手続きもないまま延長されるということを確認しました。グレイソンとルーバニはこの2週間、収監に抗議してハンストをしています。3人のゲストに話を聞きます。ジョン・グレイソンの妹(姉)のセシリア・グレイソンと、著名なカナダ人ジャーナリストで作家のナオミ・クライン、そして独立ジャーナリストでデモクラシー・ナウ!のカイロ特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースです。クラインはグレイソンとルーバニ投獄に対するカナダ政府の生ぬるい対応を批判します。「カナダ政府がこの2人は無実だと訴えるのをまだ聞いていません。彼らは自分の仕事をしていただけであり、2人は直ちに釈放されるべきだ、と言わねばならないはずです」とクラインは言います。「私たちはそれを待っているのです。同時に、エジプト政府が彼らを無視し大したことではないという態度を続けるのなら、それが今なお続いていることですが、その結果は大変なものになるということもカナダ政府は言わねばならないのです」

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