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2012年6月15日(金)

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  • 大統領選挙の決選投票が迫るエジプトで、最高憲法裁判所が新たに選出された人民議会を解散し、権力を軍に戻しました。同裁判所はまた、ホスニ・ムバラク政権の前首相アフメド・シャフィクが、ムスリム同胞団の大統領候補者モハメド・モルシの対抗馬として決選投票に進出できることも確認しました。この決定は司法によるクーデターに等しいと批判され、エジプトで抗議活動が始まっています。カイロからデモクラシー・ナウ!特派員シャリーフ・アブデル・クドゥースに最新情報を伝えてもらいます。「軍の管理する権力移行プロセスはすでに意味をなさないほど歪んでいましたが、今回の司法判断が、最後のトドメとなりました」とシャリーフは言います。「いま現在、エジプトは議会も、憲法も、さらには憲法起草の明確なプロセスさえもない状態です。しかも決選投票がどっちに転んでも選ばれる大統領は国を二分するだけのような人物なのです」

  • 2008年にバラク・オバマは大統領に当選したら最低賃金を毎年引き上げると約束していましたが、時給7ドル25セントという最低賃金は2007年から変わっていません。低賃金労働者は現在、40年前のレベルよりはるかに低い収入しかありません。先週、イリノイ州選出の民主党下院議員ジェシー・ジャクソン・ジュニアは「1968年に追いつこう法案2012年(Catching Up to 1968 Act of 2012)」を提出しました。40年前の連邦最低時給はインフレ補正をすると現在の10ドル55セントに相当するという見方からの命名です。法案は20人ほどの共同提出者を得ていますが、オバマ大統領はまだそれを支持していません。長年にわたる消費者運動家で大統領選に出馬したこともあるラルフ・ネーダーと話をします。「米国の連邦最低賃金はどの西側国家の水準よりも低い」とネーダーは言います。「これは基本的には連邦議会の共和党の卑怯で冷酷な性格を反映する問題ですが、同時に民主党の優柔不断、臆病、中核となる支援者への裏切りも現れています」

  • 大統領選挙が加熱する中、焦点は次第に米国の景気回復の鈍さに移っています。先週、オバマ大統領は民間経済は「うまく行っている」と発言してあちこちから批判されました。一方、ミット・ロムニーは公務員組合を攻撃し、教員や消防士、警察官をもっと減らすべきだと主張します。ラルフ・ネーダーに2012年選挙や先週のウィスコンシン州知事選について話を聞きます。リコールされたスコットウォーカー知事の再選は、ネーダーに言わせれば資金提供者であるコック兄弟の名をとって「ウィス-コック-シン」州の知事です。「ウィスコンシンはこの50年にわたって企業助成のための数十億ドルもの資金提供を様々な法律にして盛り込んできたのですが、ウォーカーはそれをやめるいかなる努力もしていません。……誰もそれを問題にしない。なぜなら民主党は、歴史的に見て卑怯で冷酷で無知で企業主義にせっせと貢ぐだけの共和党からこの国を守るために頼れるような政党ではないからです。それが問題なのです」。ネーダーは医療保険やアリゾナ州の反移民法に関する来るべき最高裁判決についても見通しを語ります。

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