« 前  

2012年2月8日(水)

  次 »
  • 米共和党大統領選指名争いでペンシルバニア州選出の上院議員だったリック・サントラムがミネソタ、コロラド両州の党員集会およびミズーリ州の非拘束予備選でも勝利し、再び注目されています。サントラムの勝利はキリスト教原理主義の福音派の投票に助けられたもので、自らを共和党指名争いの中の「真の保守派」と標榜するサントラムに勢いをつけました。ミネソタ、コロラド、ミズーリの3州がこれまでの州と明らかに違ったのは、先頭走者ミット・ロムニー支持の湯水のように金を使った選挙運動がなかったことです。サントラムの勝利に関して、ビジネス・インサイダー誌およびアメリカン・コンサバティブ誌のマイケル・ブレンダン・ドハーティーと、カソリックス・フォー・チョイスのジョン・オブライエンに感想を聞きます。

  • リック・サントラムの3州制覇は、オバマ政権が新たにカソリック関連の病院や大学でも無料で避妊薬などを提供できるよう医療保険制度を整備すると決めて共和党が大々的な反対運動を開始した1週間後に起きました。女性の健康と幸福のためには出産制限が必要不可欠とした研究結果もあってリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)を主張するグループはこの施策を歓迎していますが、避妊を巡ってのこの騒動は乳がん慈善団体のトップだったスーザン・コーメンが計画出産団体への資金援助を停止すると決めて議論を呼び辞職したことも関係しています。3人のゲストとともに、2012年大統領選においてリプロダクティブ・ライツが主要問題になる可能性を考えます。ビジネス・インサイダー誌およびアメリカン・コンサバティブ誌のマイケル・ブレンダン・ドハーティー、シスターソング・リプロダクティブ・ジャスティス・コレクティブのロレッタ・ロス、カソリックス・フォー・チョイスのジョン・オブライエンの3人に登場してもらいます。

  • 武器を持たない十代の黒人少年が自宅内で警官に射殺されるという事件が起き、ニューヨーク市警への批判が高まっています。18歳のロマーリー・グレアムは麻薬捜査官に追われて両親と住むブロンクスの自宅アパートに逃げ込んだ後、至近距離から射殺されました。警察は家の中でマリファナを発見し、グレアムがこれをトイレに流そうとしていると思ったと言っています。NY市警が批判されているのはグレアム射殺の一件にとどまりません。広範なストップ&フリスク(職務質問と身体検査)の方針が、人種比率として不釣り合いなほど黒人など非白人層を標的にしていると批判されているのです。6日にはブロンクス区で約500人が参加して黒人性少年に対する警察の不公平な扱いに抗議するデモが行われました。ストップ&フリスクを中止するよう働きかけている「大量投獄をやめろネットワーク」のオルガナイザーであるジャメル・ミムズと、人種差別的で違憲であるとしてこのストップ&フリスクをやめさせようとしている連邦集団訴訟で証人として出廷しているニコラス・パートに話を聞きます。

Syndicate content