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2012年1月31日(火)

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  • 全米中の住宅所有者が住宅ローンの支払いを滞納しないように奮闘し、最悪の場合は差し押さえに直面する中、最新の調査は、納税者が所有する巨大住宅ローン機関フレディマック(連邦住宅金融抵当公庫)が、負債者が高金利の住宅ローンに行き詰った場合に利益を得る数十億ドルの投資をしたことを明らかにしています。フレディマックは、こうした投資を2010年終わりに劇的に増やし始め、それと同時に、住宅所有者が住宅ローンから抜け出すことをより難しくしていました。何人かの連邦議員と著名な経済学者らは現在、議会と政府に対し、この金銭的利害対立を終わらせるよう求めています。このニュースのたった1週間前に、オバマ大統領は資金調達を求める住宅所有者への「これ以上の差し押さえはない」と約束したばかりでした。ピュリツァー賞を受賞したプロ・パブリカの上席記者で、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)ニュースと共同で調査報告を執筆したジェシー・アイジンガーに話を聞きます。

  • フレディマック(連邦住宅金融抵当公庫)は、同公庫がローンを発行した住宅所有者が高金利の住宅ローンから抜け出せなくなった場合に利益を得る投資に数十億ドルを賭けていることで注視されています。2011年6月にフレディマックとJPモルガンチェースにカリフォルニア州リバーサイドの自宅を差し押さえられた後、立ち退かされた米海軍の退役軍人アルトロ・デ・ロス・サントスから話を聞きます。「我々は、我々のケースをもう一度見直すよう銀行の注意を引こうとしていました。彼らが我々を立ち退かせた後で我々のローンを変更したことが信じられませんでした」と、サントスは言います。「私は電話をして彼らに“ローンの変更をしている最中だと思った”と言いました。すると彼らは、“我々にはローン変更部署と差し押さえ部署があって、差し押さえ部署があなたの家を売ることを決めた”と言うのです。そして彼らは私の家を売りました」。デ・ロス・サントスと彼の家族は、2011年12月に占拠運動からの支援を受けて彼らの自宅を再占有しましたが、2012年1月最終週に再び立ち退かされようとしています。

  • 1月28日、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門でThe House I Live In(『私が住む家』)が最高賞である審査員大賞を受賞しました。同映画は、米国が過去40年間に麻薬関連の逮捕に1兆ドル以上を使ったにもかかわらず、麻薬はより安く、より純度が高く、かつてないほどに手に入れ易くなったことに疑問を呈してします。同映画は、いわゆる“麻薬戦争”の道徳的、実際的失敗だけでなく経済的失敗も検証し、薬物乱用を“戦争”としてではなく、公衆衛生の問題として取り組むよう米国に求めています。我々に必要なのは「麻薬を刑事司法問題でなく、公衆衛生問題として理解する、米国での全く新しい対話です」と、同映画の監督ユージーン・ジャレキは言います。「それは、現体制が“我々は間違っていた”と言わなければならないということです」。同映画の中でも取り上げられていますが、息子が麻薬中毒に陥いる中、ジャレキが成長するのを助けたナニー・ジェターからも話を聞きます。同映画の中から、The New Jim Crow(『新しい黒人差別』)の著者ミシェル・アレクサンダー、カナダ人医師でベストセラー作家ガボール・マテ、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」の製作者デビッド・サイモンを取り上げた部分の抜粋を放送します。

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