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2011年3月4日(金)

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  • 米ソルトレーク市の連邦陪審は環境保護活動家ティム・デクリストファーに対し、石油・天然ガス採掘用の10万エーカー(400平方km)以上の国有地の競売を妨害した2件の重罪に関して有罪評決を行いました。デクリストファーは2008年12月公開競売に紛れ込み、当時のブッシュ政権が交代直前に滑り込みで行った広大な国有地一帯の石油・ガス掘削権の競売を混乱させたとして告発されました。当時学生だった彼は採掘から土地を守るため、競り手を装い、支払いをする意図なしに22000エーカー(90平方km)分の土地を競り落としました。この評決で彼は最高で禁固10年の刑を言い渡される可能性があります。デクリストファー本人にこの評決について話を聞きます。

  • 米議会や監督機関が、連邦政府に対し水圧破砕あるいは「フラッキング」という呼び名で知られる天然ガス掘削工程をより厳しく監視するよう求めてきた努力が、この25年間無駄になっていたことがニューヨークタイムズのスクープで判明しました。米環境保護庁(EPA)の科学者によるフラッキングに関する研究の範囲が上司の命で何度も制限されたり重要な判明事実が業界からの圧力で報告書から削除されたりしていたのです。EPAは現在、天然ガス掘削の危険性に関する広範な研究を続けており、その初見報告を2012年に発表するという中でこのニュースが明らかにされました。ニューヨーク州イサカに本社を置き、全米で環境汚染物質の漏出や放出を追跡している調査会社トクシックス・ターゲティング(Toxics Targeting)社長のウォルター・ハングに話を聞きます。イサカはいまフラッキングが行われている土地でもあります。

  • 水平掘削や水圧破砕法(フラッキング)を使った天然ガスの採掘に伴う環境汚染や人間の健康被害の危険性は米国ではこれまで何年もほとんど知られることがありませんでした。そこにこの問題を全米レベルで明るみに出したドキュメンタリー映画が登場しました。ジョン・フォックス監督のGasland(『ガスランド』)は、フラッキングが行われている土地のコミュニティーが壊滅的影響を受けている様子と、この工程で使われる技術や化学薬品の規制に対する天然ガス業界の影響力を描いています。同業界はこの映画を徹底して攻撃しました。その攻撃は2011年のアカデミー賞にノミネートされてからは特に激しくなりました。

  • 米連邦法は軍部が米国市民に対して情宣活動や心理作戦を行うことを禁じています。しかしアフガニスタンで起こったかもしれないのは、マイケル・ヘイスティングズ記者によればまさにそれです。ヘイスティングズに、ローリング・ストーン誌に掲載された彼の最近の記事「また1人、逃げる将軍:軍が上院議員に心理作戦」について話してもらいます。同記事でヘイスティングズは、アフガニスタン駐留のNATO訓練担当司令官であるウィリアム・コールドウェル中将が同地を訪問する米上院議員たちに対し、より多くの部隊と戦争遂行予算を供給するように仕向けるよう違法な心理操作作戦を行っていると書いています。「これはこの軍事作戦全体がいかにはなはだしく脱線しているかを示しています」とヘイスティングズは言います。「最も重要な戦場はアフガニスタンではなく、ワシントンなのです」

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