今週のデモクラシー・ナウ!は気候変動対策についての重要な話し合いが2週目に突入した南アフリカのダーバンから放送します。温室効果ガス排出の制限を目標とし、法的拘束力を含めた運用細則が組み込まれた国際協定である京都議定書の今後など、第17回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP17)の重要議題は、いまだ合意に達していません。各国代表らは、気候変動の影響を最も受ける発展途上国への支援のための「緑の気候基金」をどのように組織するかも協議しています。まずは、サミット会議場内ではなく、3日に「気候正義」を要求して数千人がデモを行ったダーバンの街頭からの放送です。「私たちは『いいかげんにやっている暇はない』という確固たる、強くて簡潔なメッセージを気候変動サミットに出席している首脳陣と交渉人に伝えるためにここにいます。今が温暖化ガス排出量削減を真剣に約束し、義務を法的に課する時なんです。豊かで、環境汚染をしている国は、彼らの無為が地球を破壊することを理解すべきだ。そんなことは許せません」と著名なナイジェリア人環境保護活動家のニモ・バッセイは話します。
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています