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2011年8月24日(水)

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  • リビア指導者ムアンマル・カダフィ氏の住居と軍事施設から成る政権の中心拠点を制圧したことで、リビアの反体制派は首都トリポリの掌握を確実なものにしました。ただしリビア指導者の所在は不明なままで、本人が新聞社に寄せた声明によれば、「勝利か死のどちらかだ」と、徹底抗戦を誓っています。トリポリからの報道では、外国人ジャーナリストの拠点となっているリクソス・ホテルの周辺ではまだ激しい銃撃の音が聞こえているようです。同ホテルに立てこもる数十人のジャーナリストたちは武装したカダフィ派勢力に警備され、出るに出られない状態です。アラブ連盟は23日、リビアの議席を反体制派に与えるかどうかを検討する協議を今週中に開くと発表しました。アラブ連盟は数カ月前にカダフィ政権から議席を剥奪していました。英国の国家安全保障会議は本日、反体制派の連合体である「リビア国民評議会」を財政的に支援するため、リビア資産の凍結解除を協議します。ロンドン大学のアジア・アフリカ学院のジルベール・アシュカル教授に話を聞きます。「反体制派とはなに者か? それは本当に難しい質問だ。10億ドルのクイズですよ」とアシュカルは言います。「NATOの仲間うちでさえも同じ質問が出てきますから」と。

  • 米国はあの9.11同時多発テロ事件から10年目を迎えようとしています。インターネット上のファイル保管で中心的役割を担っている2人の人物がじつに野心的なプロジェクトを開始します。“Understanding 9/11: A Television News Archive”(『9/11の理解のために:TVニュース・アーカイブ』)と題したこのプロジェクトは、2001年9月11日の週から始まる米国内外20局の3000時間ものTVニュース映像をカタログ化するものです。9.11攻撃とその後に関するTVニュース取材は、集団的記憶として最も重要な出来事の1つを記録しただけでなく、人々の認識にも影響を与えました。その全世界アーカイブからTVニュース取材の抜粋をお送りするとともに、このプロジェクトの主宰者である、ブルースター・ケイルとリック・プレリンガーに話を聞きます。ケイルはインターネット起業家でかつ活動家、デジタル・ファイルの司書、さらにデジタル図書館「インターネット・アーカイブ」と、デジタル文献の永久的かつ公共アクセス可能なアーカイブを作るための団体の集合体である「オープン・コンテント・アライアンス」の創設者でもあります。一方、プレリンガーはアーカイブ作成者で作家、映像作家、そして「プレリンガー・アーカイブズ」の創設者です。「プレリンガー・アーカイブズ」は、6万もの広告・教育・産業関連およびアマチュア・フィルムのコレクションで、運営開始から20年経った2002年に連邦議会図書館が買い付けました。「(9/11は)大変な出来事でした。じつにテレビ的な出来事でもありました。私たちは事態をテレビを通して理解したのです」とケイルは言います。加えて「人々がそれをどう理解し始めるか(を見ること)が、私たちがあの出来事をどう見たかを見事に決定づけたのです」と。

  • インターネット・アーカイブのパイオニアであるブルースター・ケイルとリック・プレリンガーが、これまでに発行されたすべての書物の実物の図書館とデジタルな図書館の両方を作り上げる努力に関して話し合います。「アレクサンドリア図書館【訳注:紀元前300年ごろに世界中の文献を収集することを目的として建設された】の第2バージョンを作ろうというのがコンセプトです」とケイルは言います。「1ページにつき10セント、あるいは1冊につき30ドルほどで画像ファイルを作って誰でもアクセスできて検索できるようになります」。また彼らのホームムービー・プロジェクトについても話してくれます。「ホームムービーはすごいですよ。商業的な表現じゃなくてパーソナルなところが」とプレリンガーも言います。「彼らは歴史を目撃証言する者たちです。単に素晴らしい出来事を目撃しているだけではなく、日常生活の歴史の証人でもあるのです」。そうしたアマチュアビデオは撮影した家族から譲り受けたり、売却される家屋から収拾されたりいろいろな方法で集められています。

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