独裁政権打倒後、スーダンの抗議運動は軍政から民政への移管を要求

2019/5/15(Wed)
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スーダン民衆の大規模な抗議行動は、4月の軍事クーデター後も続き、民政移管を求めています。13日に暫定軍事評議会は、暫定統治機構について、抗議運動の指導者たちと合意に達したと述べました。4月の軍事クーデターで、長期政権を維持してきたオマル・バシル大統領を打倒したデモ隊は、軍政から民政への移管を要求してきました。この発表は13日に首都ハルツームの軍本部前で治安部隊と民兵部隊が、群衆に向けて発砲し、少なくとも6人のデモ参加者と治安部隊の軍人1名が殺害された後に、なされました。さらに数十人が負傷しました。同日、失脚したオマル・バシル大統領は、政権打倒を招いた民衆蜂起中にデモ参加者たちを殺害したとして、起訴されました。スーダン医師中央委員会は、抗議行動中に90人が死亡したとしています。抗議デモの参加者たちは、100%民政に移行するまで座り込みと行進を続けると断言しています。ニューヨークを拠点とするスーダンの活動家、マリン・アルニールに話を聞きます。

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