グレッグ・グランディン:中米人に苛酷な米国の政策 ジャクリン・カール・マキンの死の以前から

2018/12/19(Wed)
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7歳のグアテマラ人少女ジャクリン・カール・マキンが国境警備当局による拘留中に死亡したことに対し、人々の怒りが高まっています。米国の中米政策について、ニューヨーク大学のラテンアメリカ史の教授であり、受賞著書のあるグレッグ・グランディンから詳しく聞きます。グランディンは、ジャクリンの死を考察し、その遠因としてクリントン政権の時代にさかのぼる国境の軍事化政策と、米国国境への安全な都市ルートの閉鎖を指摘します。彼はまた、ジャクリンの家族が住む土地を離れることになった原因として、米国が支援した1954年のグアテマラのクーデターと彼女の地域で自給自足的農業を破壊した経済政策との繋がりを指摘します。グランディンがエリザベス・オグリズビーと共同執筆した『ネーション誌』への最新の寄稿文のタイトルは、「米国国境でジャクリン・カール・マキンを殺したのは誰?(“Who Killed Jakelin Caal Maquín at the US Border?”)」です。

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