マイケル・コーエンが有罪を認めトランプの関与を示唆 ポール・マナフォートに有罪判決 次は大統領弾劾か?

2018/8/22(Wed)
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22日に衝撃の司法展開が起こり、ワシントンでは、トランプ大統領の弾劾の可能性が話題になってきています。ニューヨーク州の連邦地裁では、トランプ大統領の長年の個人弁護士であり、フィクサーであったマイケル・コーエンが、脱税、金融関連詐欺、選挙資金法違反を含む8件の罪状について検察との司法取引に応じ有罪を認めました。200マイル離れたバージニア州の連邦地裁陪審では、トランプ陣営の選対本部長であったポール・マナフォートに、脱税や金融詐欺関連の8件の罪について有罪の評決が出ました。コーエン弁護士の答弁によって、トランプ大統領は最大の司法上の危機に立たされそうです。2006年から今年までトランプのために働いてきたコーエン弁護士は、二人の女性(アダルト映画スターとプレイボーイ誌のモデル)へ違法な金銭の支払いを工作したと法廷で認めました。二人の女性がトランプと交際関係を持ったことを2016年の大統領選挙期間中に話させないための口止め料の支払いです。コーエンは、この支払が「連邦の公職をめざす候補者と調整し、候補者の指示を受けて」なされたこと、また「選挙に影響を与えることが主目的だった」ことを認めました。コーエンの弁護士ラニー・デービスはツイッター上に、「もしそうした支払いがマイケル・コーエンにとって犯罪なら、ドナルド・トランプにとって犯罪にならないはずがない」と書き込みました。国家安全保障と市民的自由を専門とする独立ジャーナリスト、マーシー・ウィーラーから詳しく聞きます。彼女はウェッブサイト「エンプティ・フイール・ネット(EmptyWheel.net)」を運営しています。

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