家族を分離し亡命希望者を勾留するトランプ政権は 移民を犯罪扱いしていると非難が集まる

2018/7/5(Thu)
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米保健社会福祉省(HHS)は未だ、国境で両親から引き離され勾留されている移民児童数を公開していません。先週、HHSのアレックス・アザー長官は、難民再定住局は親から引き離された未成年2047人を預かっていると発言しています。しかし、トランプ政権は裁判所の命令により、5歳以下の未成年全員を親元に返さなくてはならないとする7月10日の期限が迫っているにも関わらず、同省は最新の統計を発表せずにいます。一方CNNの報道によれば、国土安全保障省(DHS)は移民の子どもたちのDNAサンプルを採取しています。移民局員は合意なしに、僅か2ヶ月の子どもからも口内を拭いDNAを採取していると報道されており、これは表向きには後に親元に返すことが目的だとされていますが、権利保護団体は、米連邦政府はこれで若い移民を一生追跡することが可能になると批判しています。米メキシコ国境で亡命希望者と協力する「移民擁護センター・ラス・アメリカス」(Las Americas Immigrant Advocacy Center)理事長で法務部長のリンダ・リバスに話を聞きます。

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