規制撤廃&責任免除:フロリダ州の営利老人ホーム 「イルマ」の影響で死者を出し捜査が入る

2017/9/15(Fri)
記事番号: 
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ハリケーン「イルマ」の影響でフロリダ州ハリウッドにある老人ホームで入居者8人が死亡したことについて、フロリダ州当局は捜査令状を取りました。被害者は71歳から99歳の入居者でした。彼らが死亡したのはハリウッドヒルズにあるリハビリセンターで、ハリケーンの後に変圧器が機能しなくなり老人ホームの空調設備が停止していました。当局によると、老人ホームの経営者たちは空調設備が停止したことを知っており、扇風機やポータブル冷風機を施設内に設置していました。しかしこの改善措置は、うだるような暑さから入居者を守るためにはあまり役立ちませんでした。13日の早朝午前3時、老人ホームの入居者1名が、この施設がある通りの向かい側にある最高レベル外傷センター、メモリアル・リージョナル病院の緊急救命室に運び込まれました。この病院は午前5時に3度目の緊急救助要請を受けたため、職員数名が老人ホームの様子を調べるため通りの向かいの施設を訪れました。事態がかなり深刻だと判断した職員の連絡で、病院側は「大量死傷者規則」に従って50人以上の医療スタッフを送り込みました。少なくとも150人が避難しましたが、その多くが重度の脱水症状もしくは熱中症の症状を示していました。1199SEIU 統一医療労組東部(United Healthcare Workers East Union) の副代表デール・イワートに話を聞きます。また、死亡した8人について取材を行った地元紙サン・センチネルのスティーブン・ホッブスにも話を聞きます。

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