アルケマ化学工場の爆発 安全規制の見送りを進めたのはテキサス州の共和党員だった

2017/9/1(Fri)
記事番号: 
2

ハリケーン「ハービー」で洪水に見舞われた後、先月31日に2回の爆発を起こしたテキサス州クロスビーのアルケマ社の化学工場は、さらに6回にわたる爆破を起こした可能性があります。新しい調査が明らかにしたところによると、同社は連邦政府の監督機関に圧力をかけて、化学工場の安全手順の改善を目的とした新規制を遅らせることに成功していました。また化学業界から10万ドルを超す選挙資金を寄付されたケン・パクストン州司法長官が、工場の新たな安全規制に強く反対していたことも調査で明らかになりました。インターナショナル・ビジネス・タイムズの調査編集主任を務めるデイビッド・シロタに話を聞きます。記事は"Texas Republicans Helped Chemical Plant That Exploded Lobby Against Safety Rules"(『テキサス州共和党員は化学企業の安全規則に反対するロビイストの増加を助けた』)です。「パブリック・シチズン」のオルガナイザーでヒューストン在住のステファニー・トーマス、およびヒューストン・クロニクル紙のデータ分析記者で化学産業における規制失敗について一連の調査報道「化学崩壊」を発表したマット・デンプシーにも聞きます。

共有します