ホワイト・ヘルメッツ: 犠牲者が増えつづけるシリアで 数千人を救助する救命隊

2016/10/13(Thu)
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シリアでは空爆が再開され、反体制派支配化にあるアレッポでは150人以上が犠牲となったと報道されています。10月12日には東アレッポ最大の市場が空爆され、15人が死亡しました。また、「シリア人権観測所」(Syrian Observatory for Human Rights)は、13日政府支配化にあるアレッポ西部の学校近くに砲弾が着弾し、少なくとも子ども4人が死亡、10人が負傷したと発表しました。12日には教皇フランシスが、これまでで最も強いと言われる表現を用いて、シリア戦闘停止を求めました。本日は、シリアでは「ホワイト・ヘルメッツ」と呼ばれている組織、「シリア民間防衛隊」(Syrian Civil Defense)を見ていきます。3000人に上る有志からなるこのグループは、戦下のシリアで破壊された建物の下敷きになった6万人以上の人々を救出してきたと言われます。「ホワイト・ヘルメッツ」は9月、「もうひとつのノーベル賞」と呼ばれる「ライト・ライブリフッド賞」(Right Livelihood Award)を受賞しました。新ドキュメンタリー映画The White Helmets(『ザ・ホワイト・ヘルメッツ』)を監督したオーランド・フォン・アインシーデルに話を聞きます。

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