2人の心理学者がCIAの拷問法を生み出し、世界最大の心理学者団体が虐待を可能にしたのか?

中央情報局(CIA)の拷問プログラムの“設計者”と考えられている心理学者が、ハリド・シェイク・モハメドの水責めに実地に参加していたこと認めましたが、番組では世界最大の心理学会であるアメリカ心理学会が米国の虐待に秘密裏に共謀していた疑惑を検証します。空軍を引退した心理学者ジェームズ・ミッチェルは「バイス・ニュース」(Vice News)のインタビューに応え、ハリド・シェイク・モハメドの水責めに実際に参加していたことを初めて認めました。彼は彼のパートナーであるブルース・ジェッセン博士と共に、尋問プログラムの開発を補助するために雇われました。上院の報告書によると、ミッチェルとジェッセンには、最も虐待的なやり方を含むCIAの拷問方法の開発補助として、8100万ドルの報酬が支払われました。この上院の報告書が明らかにされる一方で、アメリカ心理学会(APA)は同会の指導部がCIAの拷問に関与したかどうかを究明する再調査を始めています。APAのこの調査は、ピュリッツアー賞受賞歴のあるニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者ジェームズ・ライゼンによる暴露記事によって促されたものです。彼は新著Pay Any Price(『どんな代償も払う』)の中で、アブグレイブ刑務所の拷問スキャンダルのあと、APAが特別委員会組織し、それによって心理学者たちが拷問プログラムに引き続き関与できるようにしたことを明らかにしました。APAの拷問に対する対応方針をめぐっては、長年、大きく意見が分かれています。米国医師会および米国精神医学会と違い、APAは会員が拷問に関与することを禁じていません。

「倫理的心理学のための連携」(Coalition for an Ethical Psychology)の設立メンバーで、「人権のための医師団」(Physicians for Human Rights)の心理倫理的顧問であるスティーブン・ライスナーと、ウィスコンシン大学マディソン校の歴史学教授で、A Question of Torture: CIA Interrogation, from the Cold War to the War on Terror(『拷問の問題:冷戦時代からテロへの戦争までのCIAの尋問』)とTorture and Impunity: The U.S. Doctrine of Coercive Interrogation(『拷問と刑事免責:米国の強制尋問政策』)の著者であるアルフレッド・マッコイから話を聞きます。

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