ニュージャージーの交通スキャンダルがクリスティ州知事の2016年大統領選出馬へ与える影響は?

2014/1/9(Thu)
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ニュージャージー州の知事、クリス・クリスティの側近が政治的意趣返しを目的に意図的に交通渋滞を引き起こしたことが発覚し、知事をめぐる政治的なスキャンダルへと広がっています。新たに公開された文書によれば、州知事再選に出馬したクリスティを支持しなかったフォートリー市長に仕返しするため、知事の副首席補佐官、ブリジット・アン・リーが、ニュージャージーとニューヨーク市を結ぶジョージ・ワシントン橋へ通じる道の車線を封鎖するよう直接指示を下したとされています。知事の高校の頃からの友人で、同じくクリスティ知事に指名を受けたデヴィッド・ワイルドスティーン宛のメールのなかで、ケリーは「今度はフォートリーに渋滞問題を起こしてやりましょう」と書いていました。4日間に渡り1車線を除いたすべての車線が封鎖され、大渋滞を引き起こしました。声明でクリスティ知事は関与を否定、自らの側近の行為に「憤慨すると同時に、非常に悲しい思いだ」と発表しています。このスキャンダルが、2016年大統領選で予想されているクリスティ知事の共和党候補指名に与える悪影響の可能性について、エイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスが議論します。

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