シリアの活動家 グータでの毒ガス攻撃を語る 「こんな死に方は見たことがない」

2013/8/23(Fri)
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ダマスカス近郊での化学兵器によると見られる攻撃に関して国際的機関による調査を受け入れるよう、シリア政府への圧力が高まっています。シリアの反体制派によれば、政府部隊が反体制派が支配するグータ近隣に毒ガスを発射し数百人を殺害したということです。今週YouTubeにアップされたビデオには被害者であふれる病院の取り乱した様子や死んだ子供たち、そして数限りない遺体が映っていました。これが毒ガスによるものだと確認されれば、シリアで2年前に反体制派勢力が蜂起して以来の最も暴力的な事件であり、国際的にもここ数十年で最悪の毒ガス攻撃ということになります。この事件は国連調査団がこの前の毒ガス攻撃を捜査するために同国に到着してわずか数日後に起きました。シリアから人権違反証拠文書センター(Human Rights Violation Documentation Center)の弁護士で人権活動家のラザン・ザイトゥネーに話を聞きます。この攻撃の結果を目撃し、彼女は「自分たちの目を疑うほどです」と言います。「自分の今までの人生でこんな死に方は見たことがありません」。ロンドンのインディペンデント紙で中東特派員を長年勤め最近シリア取材から戻ったパトリック・コウバーンにも話を聞きます。彼の最新記事はThe evidence of chemical attack seems compelling — but remember — there’s a propaganda war on(『化学兵器攻撃の証拠は決定的のよう──ただし──これは宣伝戦争でもある』)です。

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