焼き討ちか? 連続警官射殺事件の容疑者に発火性の催涙ガス使用で警察に批判

2013/2/15(Fri)
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ロサンゼルス市警へのテロ作戦としてこの2週間で同市警官ら4人を殺害してきたとされるクリストファー・ドーナーですが、カリフォルニア州検視局は回収した遺体が彼のものであると断定しました。同州史上最も広範囲に及んだ容疑者追跡劇の末、ドーナーは焼け落ちた州内の山小屋で遺体で発見されました。彼の隠れ家の炎上が警察によって故意に惹き起こされたのではないかとの疑いが浮上してきました。というのも市警当局が発火性の催涙ガスを使用したと認めたからです。警察無線の録音記録では、サンバーナーディーノ郡保安官局が「バーナー(燃やすもの)」と通称される引火性の催涙ガス弾を投入する計画だったことが示されています。また別の、TV局KCALによる生放送でも、「やつを火で炙り出せ」とか「小屋を焼き落とせ!」と叫ぶ警察官の声が背後から聞こえています。シアトルの元警察署長ノーム・スタンパーに話を聞きます。「故意であろうがなかろうが、7発のバーナーを木造の小屋だったとみられるものに発射すれば、焼け落ちることは目に見えていました」

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