「逃げ場なし」 イスラエルがガザに空爆500回以上 人道危機の中で市民の犠牲者が増加

2012/11/16(Fri)
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イスラエルがガザ地区に対する空爆による猛攻撃を続けており、すぐにも地上からの侵攻が始まるのではないかとの懸念が募っています。イスラエル軍の戦車、装甲兵員輸送車が現在、パレスチナ領近くに集結しています。本日早くの時点でガザ市では45分間に85発のミサイルが打ち込まれ黒い煙柱が立ち上りました。今回の軍事衝突で少なくとも21人のパレスチナ市民が死亡し、イスラエル側にも15日に3人の死者が出ました。イスラエルの発表では夜間を通じて150回の爆撃が行われ、パレスチナ側は十数発のロケット弾でイスラエル側に反撃しました。イスラエルは3万人の予備役兵を招集し始めており、攻撃はすぐにも拡大する可能性があります。BBCのアラブ人ジャーナリスト、ジハド・ミシャラウィの生後11カ月の子息もイスラエルの軍事攻撃の犠牲者です。エジプトのヒシャム・カンディル首相が本日ガザに向かい、イスラエルの攻撃を厳しく非難しています。ラファフからパレスチナ人ジャーナリスト、ムハメド・オマールが詳細をリポートします。「ここで取り上げるべきポイントはガザ地区の人道的状況です。イスラエルはガザの市民を標的にして、まさに金魚鉢のように隠れ場のないところで射撃しているのです。ガザには遮蔽がなく、一般市民には逃げるところがない。ガザはひどく恐ろしい状況の中にあります」。イスラエル/パレスチナ調査情報センターの創設者ガーション・バスキンにも話を聞きます。イスラエル兵ギラド・シャリトの釈放のためにイスラエルとハマス間の秘密交渉を取り持った人物です。

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