「1-T Day」 米国の学生ローン負債が1 兆ドルになる日 占拠活動者たちが全米のキャンパスで抗議を計画

2012/4/25(Wed)
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今日は活動家たちが「1-T Day」(1兆ドルの日)と呼ぶ日です。米国の学生ローンの負債が1兆(1-Trillion)ドルにまで膨れ上がる日だからです。ウォールストリート占拠運動の複数のグループが集結して全米の大学キャンパスやコミュニティーで記録的な大学の学費の高さに抗議し、連邦政府が助成する学生用スタッフォード・ローンの低金利延長を求める集会を計画しています。若者たちの票を得ようと、オバマ大統領は24日、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で行った演説で学生たちの負債の増加を問題視する姿勢をみせました。現役の博士課程の学生で「『学生負債を占拠しようキャンペーン』拒否の誓約」("Occupy Student Debt Campaign" Pledge of Refusal)の立ち上げに協力したパメラ・ブラウンと、ニューヨーク市立大学大学院教授で、最新書Rebel Cities: From the Right to the City to the Urban Revolution(『反乱の都市:都市への権利から都市の革命へ』)を出版したデイビッド・ハービー教授にも話を聞きます。「企業と富裕層などにより、教育にかかるコストを教育を受ける側に転嫁しようという大きな試みが進行中です」とハービーは言います。「彼らは自社の労働力を訓練するコストを支払いたくないのです。労働者が自費で訓練を受け、自分たちはただそれを使おうという魂胆なのです」

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