ネバダ州でテロリストらを訓練:セイモア(シーモア)・ハーシュが語る核科学者暗殺関与のイラン組織への米国の支援

2012/4/10(Tue)
記事番号: 
1

ジャーナリストのセイモア(シーモア)・ハーシュは、ブッシュ政権が、米国務省の外国人テロリストのリストにあるイランの反体制組織の訓練を秘密裏に行っていたことを明らかにしました。ハーシュは、米統合特殊作戦コマンド (the U.S. Joint Special Operations Command/JSOC)は、2005年からネバダ州の極秘施設で、イスラム人民戦士機構(ムジャヒディン・ハルク/MEK)の工作員らを訓練していたとしています。ハーシュによると、MEKのメンバーはオバマが就任する直前まで、通信傍受、暗号文、兵器、小戦術部隊の訓練をネバダ州で受けていました。MEKは1997年以来、外国人テロリスト組織としてリストされており、1970年代の6人の米国市民の殺害から最近の一連のイラン人核科学者暗殺まで、多くの攻撃に関わっています。ハーシュは、イスラエルの諜報機関の役割についても考察し、オバマ政権はこの訓練のことを知っていたと指摘します。「なぜなら、オバマ政権はMEKに関して、そしてイラン国内での作戦に関して、この分野で前政権が何をしてたかという情報にアクセスできるからです」。ニューヨーカー誌のブログへのハーシュの新レポート"Our Men in Iran?"(「米がイランに送り込んだ戦力?」)の掲載は、4月の第2週に再開される予定のイランと国際原子力機関(IAEA)との協議と時期を同じくしています。

共有します