マリのトゥアレグ人反政府勢力、独立を宣言:自決権へのアフリカ覚醒の一部か

2012/4/9(Mon)
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マリで、3月のクーデタ-で反乱軍に追放されたアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ大統領が正式に辞任し、政権は4月下旬に行われる選挙後にマリ議会に移行される予定です。反乱軍は、トゥーレ大統領が同国北部主要都市の制圧に成功したトゥアレグ人反政府勢力の蜂起に対する対応を誤ったとして、政権を掌握したと話しています。政府側は、反政府勢力はトゥアレグ人の分離主義者とアルカイダと関連のあるイスラム主義者で構成されていると主張しています。本日は、アフリカにおける社会正義の確立を目指すサイトの「パンバズーカニュース」編集長、フィロゼ・マンジに話を聞きます。彼は、元アムネスティ・インターナショナルアフリカ支部長です。最近では、「African Awakening: The Emerging Revolutions(アフリカ人の覚醒:革命の台頭)」の共同編集を行いました。マンジは、マリ、セネガル、そしてそのほかの地域の政情不安定は、主に国際通貨基金(IMF)や世界銀行が多くのアフリカ国家に押し付けた新自由主義政策により「われわれが過去30年間にわたって独立の利得を全て失ったという事実によって引き起こされている」と語ります。「人びとは、政府が市民に対してよりも銀行や国際的な多国籍企業に対して責任を果たしていると感じています」

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