続く米国支持の武力による民主化運動弾圧、命が危ぶまれるバーレーンのハンスト抗議者

2012/4/2(Mon)
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米国の支持するバーレーン王政は弾圧を続けており、週末にかけて少なくとも1人が死亡、多数が負傷したとの報告があります。獄中でのハンガーストライキが54日目に突入した人権活動家アブドゥルハディ・アルカワジャの娘、ザイナブ ・アルカワジャと話をします。医師によると、アブドゥルハディ・アルカワジャはいつ昏睡状態に陥ってもおかしくない状態で、ザイナブ・アルカワジャはオバマ大統領に対し、この地域における米政府の戦略的同盟国であるバーレーン政府に父親の釈放を保証するために圧力をかけるよう要請しています。「米政府の一声で、父は釈放されるでしょう。私はそう確信しています。ですが今現在、アメリカは─市民ではなく、政権のことですが─人権やバーレーン国民の命、バーレーンの民主主義よりも、自らの利益について心配しています」とザイナブは話します。ザイナブ自身も活動家で、抗議行動で過去に拘束されたことがあり、2月にもバーレーンの民主化運動の記念日に拘束されました。彼女は、拘束中に父親について書いた詩「The Sultan Digs my Fathers Grave(スルタンが父を葬り去ろうとしてる)」を披露します。また、拘束を解かれたばかりのバーレーン人権センター代表のナビール・ラジャブにも話をききます。警察発表によると、ラジャブは「違法な」抗議デモに関与した容疑で拘束されました。彼の弁護士は彼が今後、裁判にかけられる恐れがあると話しています。

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