米政府、150人以上の無実の人々をグアンタナモに収容:ウィキリークス

2011/4/25(Mon)
記事番号: 
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告発サイト・ウィキリークスが、グアンタナモ米海軍基地内の収容施設に関連する数千点の機密文書を公開しました。これらの文書により、ブッシュおよびオバマ政権が、罪のない150人以上の人々を、無実と知っていながら、起訴しないまま、数年間拘束していたことが明らかになりました。多くの事例で、米軍上級司令官は、そうした人々をグアンタナモに収容する理由がないと結論づけていました。無実の人々のなかには、89才のアフガニスタンの村民や、拉致された14才の少年が含まれています。そのうちの何人かは、カシオの人気の腕時計を身に着けていたという理由だけで、グアンタナモに収容されていたのです。同型の時計を、アルカイダがタイマーとして利用していました。また、ジャーナリストのサミ・アルハジを6年間にわたって収容した理由の一つが、勤務先だったアルジャジーラネットワークの取り調べを行うためだったことも、公開された文書で明らかになりました。アルハジをグアンタナモに収容したのは「アルジャジーラニュースネットワークの訓練プログラム、電気通信設備、さらにはチェチェン共和国、コソボ、アフガニスタンでの取材活動の状況に関する情報を入手するため」だったと、アルハジについての報告書は述べています。詳細について、ジャーナリストのアンディ・ウォーシントンに話を聞きます。彼はThe Guantanamo Files: The Stories of the 774 Detainees in America’s Illegal Prison(『グアンタナモ・ファイル:米国の違法監獄にいる774人の被拘束者たち』)の著者です。

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