◇第6回デモクラシーナウ学生字幕翻訳コンテスト ~ 審査結果発表◇
第6回 デモクラシー・ナウ!学生字幕翻訳コンテスト
2020 受賞者発表
☆過去の受賞者リストはこちら:2019年度, 2018年度, 2017年度, 2016年度, 2015年度2020年度のコンテストの結果を発表します。今年も力作が多い中、厳正な審査を経て次の皆さんが選ばれました。入賞者の字幕をつけた動画は順次、デモクラシーナウ・ジャパンの動画サイトに掲載していきます。惜しくも選にもれた方々、どうぞまた次回に再チャレンジしてください。来年度の課題発表は5月末ごろを予定しています。
それぞれの課題の詳細は、こちらをご覧ください
☆入賞作品の動画はYouTubeでも見られるようになりました。2019年度のものは、こちらのプレイリストからどうぞ(2020年度のものは授賞式後に掲載されます)
◆各課題の最優秀賞◆
課題1:森美樹 中央大学文学部哲学専攻1年
受賞作の字幕動画
YouTube
課題2:内山愛弓・田村有咲
青山学院大学文学部英米文学科4年
受賞作の字幕動画
YouTube
課題3:小泉毅一郎 日本大学法学部新聞学科4年
受賞作の字幕動画
YouTube
課題4:村井天音 神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科3年
受賞作の字幕動画
YouTube
課題5:坂本光・平松三奈
ノートルダム清心女子大学文学部英語英文学科3年
受賞作の字幕動画
YouTube
課題6:古池美良・柳千尋
青山学院大学文学部英米文学科4年/3年
受賞作の字幕動画
YouTube
◆特別審査員賞◆
(課題2) 今西真紀・小林由香
神戸女学院大学大学院文学研究科修士1年
◆2021年1月24日(日)13:00~15:00にオンライン授賞イベントを行います。みなさんの作品の上映と合評を行います。詳細はこちらのページ。一般の方々でも参加できますので、字幕に興味を持たれたかたは、ぜひご参加ください。
お申込みはこちらから → https://contest2020.peatix.com
推薦のことば
グローバル時代と言われますが、メディア界でも大国や企業の論理が優先し、普通の人びとの声はかき消されがちなのが現実です。そのなかで非営利・独立を貫く「デモクラシー・ナウ!」はアメリカのみならず世界で広く信頼を得ています。その生きた情報を日本に伝えるために重要なのが字幕翻訳ですが、実際にチャレンジすることを通じて、グローバルな問題について理解を深め、英語運用能力に磨きをかけてみませんか?
特別審査員:中野晃一 上智大学国際教養学部教授 |
デモクラシー・ナウ! 「グローバル化」と言われながら、何もしなければ限られた視点からの限られた情報しか入ってこない今、そして既存メディアの一部が「御用」メディアへと変容し、民主主義が危機にさらされている今、独立系メディアの役割はますます重要性を増しています。上質のコンテンツを対象とした字幕翻訳コンテストに参加し、グローバルなコミュニケーション力を磨きながら、新しいメディアのかたちを一緒に創りだしていきましょう。 特別審査員:影浦峡 東京大学大学院情報学環/教育学研究科教授 |
地球の裏側で何が起こっているか、ということは、一見、日本に住んでいる私たちには何の関係もないことのように思われます。しかし、歴史を丹念に見ていけば、けっしてそうではありません。世界はつながっていて、ある国での悲惨な出来事は、簡単に他の国でも起こりえるし、また、影響を及ぼしていくのです。例えば、いままで日本で軽視されてきた米国と第三世界とりわけラテンアメリカとの関係を注視することは、米国と日本の関係を理解するのにも役立ちます。そういう意味で、大手メディアでは取り上げられない、掘り下げられることのない視点からの報道と、それを翻訳して広く伝えることの意義を一緒に体感していきましょう。 特別審査員 長谷川ニナ:上智大学外国語学部イスパニア語学科教授,グローバル・コンサーン研究所員 |
独立メディアを理解するには、大手メディアが流していることも踏まえておかねばなりません。だから、「学生字幕翻訳コンテスト」で刺激されることは一石二鳥。字幕を考えることで英語表現に馴染めますし、日本語表現を工夫します。それも一石二鳥。字幕の出来映えを競う機会は他にあまりありませんが、ここでは国内外の学生とそれができます。これもまた一石二鳥。さて、全部で何鳥分楽しめるでしょうか?
船山仲他 神戸市外国語大学名誉教授/日本通訳翻訳学会前会長 |
「ニューヨークに赴任していた時、まだイラク戦争が続いていた。「誤爆」の一言で片づけられてしまうイラク市民の被害や、米軍と民間軍事会社との癒着ぶりなど、デモクラシー・ナウはシャープな切り口で迫っていて目が離せなかった。事実をきっちり報じることで「大きなウソ」を検証していく。この独立ジャーナリズムが、日本語でも紹介されていることは嬉しい。日本の若い世代が見て聴いて、メディアの力を実感してほしい。
水野孝昭 元朝日新聞NY支局長/神田外語大学教授 |