欧州の政策の大きな転換点となったフランスとギリシャの選挙。ここに至るまでの道のりには、ここ10年ほどの反グローバリズム/グローバル・ジャスティス運動の果たした役割が無視できません。人々の想像力を唯一の糧とする不定形の運動が、日常的な関係の結び方を変えながら、とうとう現実の政治にも影響を与えだしたようです。
米国の占拠運動はメーデーを機に再生の春を迎えましたが、同時にメーデーの意味それ自体をも再生させたように見えます。いまやこの労働者の日の主人公は、移民たち、プレカリアートの若者たち—従来の労働運動では包摂できなかった人々です。それはまた、3.11以降日本にわき起こった原発反対運動の担い手たちとも重なります。
これらの運動が示している新しい社会のすがたはどのようなものなのでしょうか?占拠運動のなかで議論となっている「ブラック・ブロック」と「暴力」の問題は、そのヴィジョンとどのような関係にあるのでしょうか?
体制を変革させる大きな流れが世界中から沸き起こる今日、占拠運動の現在とともに3.11以降の日本社会の変化と未来を考えてみませんか。
日時:2012 年5月18日(金)18 時30分~
会場費:500 円
場所:日本キリスト教会館4F 会議室 東京都新宿区西早稲田2-3-18
最寄り駅:東西線早稲田駅徒歩5分/副都心線西早稲田駅徒歩7分/
旧国鉄高田馬場駅から早大正門行きバス2つ目西早稲田下車すぐ
早稲田奉仕園と同じ敷地の「日本キリスト教会館」です。
○ 上映:「生まれ変わるメーデー 占拠運動・移民・労働者・学生の連帯」
http://democracynow.jp/dailynews/2012-05-01(字幕つき 25分ほど)
○ トーク: ここからどこへ? 革命の夏がくる!
大竹秀子のNY占拠運動の現状報告&木下ちがや、小田原琳
主催:デモクラシー・ナウ!ジャパン http://democracynow.jp
お問い合わせ:03-3207-1273(TEL/FAX) event110924☆democracynow.jp(☆は@に))
会場の都合で、事前にお申し込みいただけるとたいへん助かります。
お申込みは上記メールアドレスもしくはFAXへ
**************** 話す人たち
☆ 大竹秀子(おおたけ ひでこ):[デモクラシーナウジャパン編集委員/ニュースレター編集長] ライター、エディター、翻訳も少し。「流行通信」誌編集長を経て、1983年よりニューヨークの住民。非営利団体「ジパング(ZIPANGU)」共同創設者。共編著に日英語バイリンガル本『笑われる日本人:ニューヨーク・タイムズが描く不可思議な日本 (Japan Made in USA)』。オンラインでは、「多文化共生フォーラム@ジパング」(FACEBOOKとブログ)と「アフリカン・アメリカン・フォーカス」(FACEBOOKとブログ)を展開中。『私たちは99%だ』(岩波書店)の翻訳も手伝っています。
☆ 木下ちがや(きのした ちがや): 政治学、工学院大学非常勤講師
☆ 小田原 琳(おだわら りん): イタリア近現代史、東京外国語大学他非常勤講師
**************** イベントプログラム
18:15 開場
18:30 上映 デモクラシー・ナウ!
「生まれ変わるメーデー 占拠運動・移民・労働者・学生の連帯」
19:00 NY報告「オキュパイの現在」とトーク
20:00 質疑応答
20:30 終了予定
☆ 当日は会場でデモクラシー・ナウ! DVD 第21巻「アサンジ=ジジェク対談」を特別価格2000 円で販売します