島国モルディブが温暖化の脅威を訴える

2009/10/19(Mon)
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12分

モルディブはスリランカ西南のインド洋に浮かぶ環礁です。2009年10月モルディブ政府は、世にも珍しい海中閣議を開きました。モハメド・ナシード大統領と11人の閣僚たちが、スキューバダイビングスーツを着想して、水深約6メートルの海底に潜りました。温暖化の危機を訴えるためです。

モルディブは世界で最も平坦な国で、海抜は最高でも2.4メートルしかありません。気候変動によるサンゴ礁の死滅と界面の上昇で、このままでは国土が水没してしまいます。

12月にコペンハーゲンで開催される国連気候変動会議にさきがけ、こうした島国の窮状を訴えて、世界各国が協力して気候変動に対処する行動を起こすよう呼びかけています。

ちょうど最近ニューヨークを訪れ、倫理文化協会のイベントに出席したモルディブのナシード大統領から、気候変動の影響の最前線に立たされている小島諸国の切実な状況について聞きます。聞き手はアイルランド元大統領で元国連人権問題担当高等弁務官のメアリ・ロビンソンです。 (中野)

*モハメド・ナシード Mohamed Nasheed モルディブ大統領
*メアリ・ロビンソン Mary Robinson 元アイルランド大統領、元国連人権高等弁務官

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字幕翻訳:さかまきさきえ/校正:永井愛弓
全体監修:中野真紀子