ジェレミー・スケイヒル 国防総省の民間委託をめぐる下院公聴会で証言

2007/5/11(Fri)
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 治安が乱れ、紛争や戦争が拡大すればするほど儲かる軍事企業。ブラックウォーターUSA社はアイゼンハワー大統領が1961年の退任演説で警告した「軍事企業機構」を体現する世界最大規模を誇る傭兵企業です。アメリカの国家の名目で繰り広げられるイラク戦争の任務を遂行しながら、これら傭兵たちの実際の行動については不明な点が多く、アメリカの法律である統一軍事裁判法や米国民事法も適用されていません。アメリカ政府機構から一切監視されなかった影の軍隊の実情と戦争の民営化の問題について、5月10日に米下院公聴会で初めて証言がありました。

証言したのは映画監督ロバート・グリーンワルドと調査ジャーナリストのジェレミー・スケイヒルです。『ブラックウォーター 世界最強の傭兵軍の勃興』の著者ジェレミー・スケイヒルの証言をお送りする今回のデモクラシー・ナウ!、ぜひご覧下さい。(宮前ゆかり)

*ジェレミー・スケイヒル(Jeremy Scahill)アメリカの調査報道記者で作家。デモクラシー・ナウ!の元プロデューサーで、ネイション・インスティチュートのパフィン財団ライティング・フェロー。占領下のイラクを取材し続け、特に民間の軍事請負企業ブラックウォーターに注目し続けてきた。最近出版された『ブラックウォーター 世界最強の傭兵軍の勃興(Blackwater: The Rise of the World's Most Powerful Mercenary Army)』はベストセラーになった。

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字幕・翻訳 宮前ゆかり
監修 中野真紀子