ラバビット:FBIからの顧客40万人の電子メールへの「無制限」アクセス要求をいかにして拒否したか
2013/10/7(Mon)
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8月、ラバビットは米政府に情報を提供するよりも廃業を選んだ初めてのテクノロジー会社となりました。暗号化電子メールを提供していたラバビットのオーナー、ラダー・レヴィソンは、政府による顧客情報の盗聴に協力することを拒否した後、会社を閉めました。FBIがラバビットのサービスを利用していた国家安全保障局(NSA)内部告発者のエドワード・スノーデンを標的にしていたことが判明しています。しかしレヴィソンによると、政府はスノーデンだけを標的にする代わりにラバビットの顧客アカウント40万件へのアクセスを事実上要求しました。レヴィソンは、このことを公にして以降、大陪審に召喚されたり、暗号化キーをデジタルでなく書面で手渡したことに対して1万ドルの罰金を科せられたり、暴露をしたら逮捕すると脅迫されていると語ります。スノーデンがNSA内部告白の情報元として身元を明らかにした翌日、司法省はラバビットを標的にし始めました。レヴィンソンと彼の弁護士ジェス・ビンナルに、彼のケースについて話を聞きます。「彼らが要求したのは基本的に、私のネットワークを出入りする全ての情報を聞く能力でした」とレヴィンソンは語ります。