10回以上仮釈放を却下された高齢の囚人 フィッシュキル刑務所で自殺か
2016/8/10(Wed)
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ニューヨーク州北部で70歳の囚人ジョン・マッケンジーが自殺とみられる死を遂げた事件で、州が再犯の恐れが低い高齢囚人の釈放を拒否している現状に注目が高まっています。マッケンジーは、前週に仮釈放申請を却下された後、フィッシュキル刑務所の独房で首を吊ったと報じられています。2000年に仮釈放資格を得てから10回目の仮釈放の却下でした。ベテラン弁護士で囚人の権利に長年にわたって取り組むキャシー・マンレーに話を聞きます。マンレーは、ニューヨーク州仮釈放委員会を相手取った訴訟で、ジョン・マッケンジーの代理人を務めていました。ニューヨークのスタジオには、「刑務所内の高齢者を釈放せよ」(Release Aging People in Prison: RAPP)を率いるムジャヒド・ファリドが加わります。ファリドは、最低服役期間15年の終身刑で33年にわたって服役し、2011年に釈放された後、この団体を立ち上げました。
