24日夜、ニューヨークは同性の結婚を認める州法が成立した国内6つめの、そして最も人口の多い州となりました。舞台裏での込み入った交渉の末、州上院では4人の共和党議員、また1人を除く民主党議員全員が採決で賛成に回り、僅差の投票結果で可決となりました。民主党が多数を占める州下院では、同法案を今月初旬に可決していました。法案成立後の26日には数万の人々が路上に集まり、ニューヨーク市で毎年恒例の同性愛者パレードに参加しました。法案成立について、ニューヨーク州下院議員で、法案を推進したダニエル・オドネルに話を聞きました。オドネルはゲイであることを公言してニューヨーク州下院に選出された初の議員でもあります。また「ゲイUSA」の共同主催者であるアン・ノーサップ、そして性的少数者(LGBT)の活動家として長年活動し、作家でもあるケニオン・ファローにも参加してもらいました。フファローは、共和党による同性結婚法案の支援の背景にある、保守派の戦略について論文を発表しています。その戦略には、2012年の大統領選挙に先駆けて、同性愛者による民主党への資金提供を減らすことも含まれています。