デイリーニュース

  • 歴AFL-CIO:非労働組合員 移民 低賃金労働者にも 投票権解放へ 史的決断

    米国労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)は、従来同連盟に含まれていなかった移民、低賃金労働者を含む、数千万人の労働組合非加入者の参加を求めていく新たな計画を発表し、これは労働者の権利にとって大きな前進となる可能性があります。この動きは、労組の会員数が大幅に減少し、労組の本拠地と見なされてきたウィスコンシン州などで団体交渉権が削減されるなどの現象を見てのことです。一方ウォルマートや、マクドナルドなどのファーストフード・チェーン店の労組非加入労働者は、賃上げを求める1日ストを行い、弾みをつけています。「テキサス労働者擁護プロジェクト」(Workers Defense Project in Texas)理事長で、AFL-CIOが4年ごとに開く総会に出席したばかりのクリスティーナ・ツィンツンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/9/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • スノーデン文書で明らかになった、NSAのイスラエルスパイへの 無実の米市民のメール 携帯メール 通話などの 生情報譲渡

    オバマ大統領の確約にも関わらず、米国家安全保障局(NSA)を巡るスキャンダルは、引きつづき拡大しつづけています。英ガーディアン紙は、NSAが日常的に米市民についての手の加えられていない情報をイスラエルに渡していた、と報道しています。「NSAは、同局が『未加工通信情報』と呼ぶ、誰にいつ電話したか及び、通話内容、メール本文、携帯メール、チャットなどの内容を含む情報を共有してきたのです」とアメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union/ACLU)のアレックス・アブドは言います。「これらの情報のすべてが渡されていたようです。」加えてアブドに、NSAが16000件の米国の電話番号を誤って「警戒リスト」に載せていたことを証明する文書の機密指定を政府に解除させることに成功した、ACLUの闘いについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/9/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス「ミューヨークはここ50年で最も進歩的な市政府を選ぶことになりそうだ」

    億万長者のマイケル・ブルームバーグ市長による3期ににわたる市政を経たニューヨークでは、9月第1週に行われた予備選挙で、進歩派の候補たちが圧倒的な勝利をおさめました。市長候補のビル・デブラシオは、ブルンバーグによる市警の「路上尋問」(stop and frisk)反対を表明し、拡大する貧富の差に対策を打つことを公約したことで民主党候補のトップに躍り出ました。市議選候補者予備選についても、多くの進歩派候補が予期せぬ勝利をおさめています。「ニューヨーク市は、ここ50年で 最も進歩的な市政を選出しようとしています」と、デモクラシー・ナウ! 共同司会者で、ニューヨーク・デイリー・ニュースのコラムニストも務めるフアン・ゴンザレスは語ります。

    dailynews date: 
    2013/9/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキーが語る 9.11 シリアの「血みどろの分割」 そして米国の役割がなぜ中東会談の失敗を保証するか

    世界に名だたる政治的反体制主義者で言語学者、作家のノーム・チョムスキーが2001年9月11日の攻撃から12年目を迎えたことについて語ります。またどうしてシリアの内戦が同国を永遠に分裂させる運命にあるように見えるのかについても話します。「(9.11は)じつに重大な意味を持った大規模なテロ行為でした。数千人の人々が殺されたのです」とチョムスキーは言います。「米国領土が攻撃されたのは1812年の米英戦争(第2次独立戦争)以来のことでした。米国は、それまで並外れた安全保障を築いてきました。したがってこれは、実にひどい残虐行為であったとともに、実に重大な歴史的出来事だったのです。そしてこれが米国の態度と政治とを大きく変えました。その出来事への対応として、政府は法律を曲げて市民の自由を抑制することができるようになりました。また(9・11は)アフガニスタン侵攻、イラク侵攻、そしてイラク破壊の口実にもなりましたし、そのせいで同地域一帯が取り返しのつかない状態になりました。それがオバマの大規模なテロへの戦争、無人機戦争、現在進行中のおそらく史上最も激しいテロリスト掃討作戦の基本です。そしてそれを正当化する基盤も同じです。つまり第2の9.11、2001年9月11日の蒸し返しです。ですから、そう、9.11は社会に、態度に、政治に、甚大な影響を与えています。

    dailynews date: 
    2013/9/11(Wed)
    記事番号: 
    2
  • チョムスキー:  米国はシリアに「違法な」脅しをかける代わりに 全世界での化学兵器禁止を推進すべき

    10日夜、オバマ大統領はホワイトハウスから全米に向けて演説を行い、シリアが保有する化学兵器の引き渡しと破壊を国際機関で監視するという、ロシアが提案した外交的努力の行方を見守る間は、シリア攻撃を先送りすると発表しました。しかし、その計画が失敗したときにはシリアに武力行使をするという脅しを続けているのです。このオバマ演説への感想をマサチューセッツ工科大学名誉教授で世界に名高い反体制主義者の言語学者ノーム・チョムスキーから聞きます。「ロシアの提案はオバマにとっては棚からぼた餅です」とチョムスキーは言います。「このまま進めば深刻な失策となるところを助けられたのですから。シリア攻撃に対する国際的な支持はまったく得られないままでしたし、米議会も支持しないと見込まれていました。つまり、オバマはまったくの窮地に立つところだったのに、抜け道が見つかったのです。しかも軍事力の脅しはかけたままでいることができる。ただし、他国に脅かしをかけることは国際法上の犯罪なのです。忘れてはならないのは国連憲章の核心的原則は軍事力の脅かしおよび行使を禁止しています。ですから、彼のしていることはそもそも犯罪です。にも関わらず彼はそれにこだわり続けるのです」

    dailynews date: 
    2013/9/11(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「チリ経済を逼迫させろ」: 極秘文書が明らかにする1973年のチリ・クーデターを支援したニクソンとキッシンジャーの役割

    チリのサルバドール・アジェンデ政権を倒したクーデターから40周年の話題を続けます。リチャード・ニクソン元米大統領と彼の国家安全保障顧問を務めたヘンリー・キッシンジャーの主導のもと、このクーデターで米国が果たした重要な役割について見ていきます。ゲストのピーター・コーンブルーは、チリのクーデターにおける米中央情報局(CIA)と米政府の役割を明らかにした2万件以上の機密文書を公開する取り組みの先頭に立った人物です。 彼は、ニクソンとキッシンジャーがチリ軍によるアジェンデ失脚を支援し、その後、ピノチェトの統治を強固にするために軍が残虐行為を犯す過程で、いかに決定的な支援を提供したかを説明します。コーンブルーは、最近改定版が出版されたThe Pinochet File: A Declassified Dossier on Atrocity and Accountability(『ザ・ピノチェト・ファイル:残虐行為と説明責任に関する公開された調査報告』)の著者で、アメリカ国家安全保障アーカイブのチリ文書プロジェクトのディレクターです。1970年CIAの計画の次長は極秘メモにこう記しました。「アジェンデがクーデターによって追放されることは、(米国の)確固とした継続的な方針である。

    dailynews date: 
    2013/9/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • チリでのクーデターから40年 アジェンデの側近が語る ピノチェト裁判へのプロセス

    2013年9月11日は、「もう一つの9・11」 と呼ばれるチリでのクーデターから40周年に当たります。1973年9月11日、チリではアウグスト・ピノチェト将軍が米国支援の軍事クーデターで、民主的に選ばれたサルバドール・アジェンデ大統領から政権を奪い取りました。その後17年間続いたピノチェトの独裁政治で、およそ3000人以上が殺害されたと推定されています。ピノチェトは1998年、スペインのバルタサール・ガルソン判事によって出された逮捕状によって、拷問と大量虐殺の罪でロンドンで逮捕されました。ピノチェトの逮捕に大きく貢献したのが、本日のゲストであるスペインのフアン・ガルセス判事でした。ガルセスはアジェンデの個人顧問として、クーデター当日もアジェンデと一緒でした。アジェンデは公邸が爆破される前にガルセスを出口まで見送り、彼が見たことを世界に伝えるよう話しました。ガルセスはその後、ピノチェトの逮捕とその裁判への取り組みを主導しました。

    dailynews date: 
    2013/9/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アサド政権 ロシアの提案を受け入れる: シリアの今後についての討論

    オバマ大統領は、シリアへの軍事攻撃に対する議会の承認を後押しするため米国民に向けて演説する予定ですが、一方でアサド政権はシリアが保有する化学兵器を国際管理下におくというロシアの提案を受け入れました。こうした動きは米国の攻撃を止め、シリアの危機に外交的解決への一歩をもたらすことになるでしょうか? シリア内戦をどう解決するかについて、シリア全土の活動家らのネットワークである「シリア地域調整委員会」(Syrian Local Coordination Committees)のラフィフ・ジュエジャーティと、レバノンを拠点とする人権活動家でレバノンのバラマンド大学の教授であるラニア・マスリの討論をお届けします。

    dailynews date: 
    2013/9/10(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米ジャーナリストのチャールズ・ホーマン 自国の援助を受けたチリ・クーデター政権によって殺害か?

    米政府が支援したチリの軍事クーデターから40年、愛するものを失った人による正義を追求する絶えまぬ努力について検証を続けます。次にとりあげるのはチャールズ・ホーマンの事件です。31歳の米国人ジャーナリスト兼映画監督のホーマンはクーデター時にチリに滞在中で、民主的に選ばれた大統領サルバドール・アジェンデの追放に対する米政府の関与について執筆しました。その直後、彼はチリ人兵士に拉致され、殺害されました。ホーマンの事件は、息子を捜索するためにチリに渡った父エドマンド・ホーマンを題材にした1982年オスカー賞ノミネート作品『ミッシング』に登場しました。本日は、故チャールズ・ホーマンの妻のジョイス・ホーマンに話を聞きます。ジョイス・ホーマンは、夫の死への関与でピノチェトを告訴し、ピノチェト政権時の人権侵害に関して継続中の調査を支援することを目的にしたチャールズ・ホーマン真実プロジェクト(Charles Horman Truth Project)を設立しました。また、憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)理事会の副議長で、キッシンジャーらを相手取ったチャールズ・ホーマンの死をめぐる裁判でホーマンの遺族を代表したピーター・ウェイスにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/9/9(Mon)
    記事番号: 
    2
  • チリ・クーデターから40年 殺害された歌手ビクトル・ハラの遺族が米裁判所で容疑者を提訴

    今週、もう一つの9・11から40年目を迎えます──1973年9月11日、米政府が支援する軍事クーデターは民主的に選ばれたサルバドール・アジェンデ大統領を追放し、アウグスト・ピノチェト将軍による17年間の弾圧的な独裁政治を招きました。チリ人歌手故ビクトル・ハラの妻で、40年前にハラを殺害したとされる元軍人に対し米国で民事訴訟を起こしたばかりのジョアン・ハラに話を聞きます。ビクトル・ハラを殺害したとされる人物、ペドロ・バリエントスは在米歴約20年、現在は米国国籍を持っています。ハラの遺族は、国外で起きた人権侵害を米国の裁判所で審理することを認める連邦法に基づき、バリエントスを提訴しました。昨年、チリの検察当局は、バリエントスと別の1人をハラ殺害で、その他6人を共犯者として提訴しました。ハラの遺族による先週の提訴に協力した正義と責任センター(Center for Justice and Accountability)のアルムデナ・ベルナベウにも話を聞きます。「私は、数百人の遺体が遺体安置所の駐車場に積み上げられているのを見ました」とジョアン・ハラは、夫の遺体を40年前に見つけたときのことを話しています。「私は遺体が彼だと確かめました。彼に何が起きたかを目にしました。弾傷を見ましたし、遺体の状態も見ました。

    dailynews date: 
    2013/9/9(Mon)
    記事番号: 
    1

Pages