デイリーニュース

  • ニューヨーク市救急電話システムの改造計画中断  計画の大幅な遅れと10億ドルの予算超過を調査

    デモクラシー・ナウ! の共同司会者フアン・ゴンザレスがニューヨーク・デイリーニュース紙の独占記事で伝えたところによれば、、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は、同市の緊急電話(911)システムの大改造計画が大幅に遅れていることと、超過予算が10億ドルにもなっていることを調査するため、同計画を中断しました。この改造計画は、マイケル・ブルームバーグ前市長が押しし進めた代表的な政策のひとつでもあり、ゴンザレスはこの動きを「デブラシオ政権は、緊急電話システムの改造計画には、これまで関係者が認めたよりも多くの問題があるということを潔く認めた」ものだと言います。

    dailynews date: 
    2014/5/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • コーク兄弟の裏側:新著が明かす 米国で最もパワフルな民間王朝の秘密

    チャールズ・コークとデビッド・コークは過去40年にわたり、保守系候補者と右翼運動に巨額の金を注ぎ込み、自らも金権政治への道を拓くため休みなく働きました。コック兄弟の純資産は最高で千億ドルと言われ、現在、最も裕福なアメリカ人のリスト「フォーブス400」の4位にランクされています。この二人の兄弟が米国で最も強力な政界の大物にのし上がった様子は、新著Sons of Wichita: How the Koch Brothers Became America’s Most Powerful and Private Dynasty(『ウィチタの息子達:コーク兄弟はいかにしてアメリカで最もパワフルな民間王朝になったか』)で検証されています。この本は何百にもわたるコーク一族や彼らの友人などのインタビュー、そして何千もの法的書類をもとにして書かれました。この新著の著者、マザー・ジョーンズ誌の編集主任であるダニエル・シュルマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/21(Wed)
    記事番号: 
    4
  • コーク兄弟を暴露する: 共和党があなたに見てほしくない 恐ろしいドキュメンタリー

    億万長者のデビッド・コークとチャールズ・コーク兄弟について、何人かの共和党員があなたに見てほしくない程ゾッとする新しいドキュメンタリーが公開されました。19日、ミシガン州選出の共和党下院議員キャンディス・ミラーは、ワシントンの国会議事堂で開かれたこの映画の封切りイベントを阻止しようとしました。ミラーによれば、このドキュメンタリー、Koch Brothers Exposed: 2014 Edition(『コーク兄弟を暴露する:2014年版』)は、「派閥的政治をしない」というという議員ルールの一線を越えていると訴え、「この映画の上映は税金で賄われる施設で行うには不適切である」と主張しました。しかしこの主張は通らず、封切りイベントは20日の夜予定通り行われました。2014年版の映画では、コーク兄弟が莫大な財産を利用して、低所得者向け医療保障のメディケイド、高齢者向け医療保険メディケア、社会保障だけでなく、最低賃金の値上げ、気候変動の取り組みや、有権者登録の拡大などを、いかに妨害しているかを描いています。ブレイブ・ニュー・フィルムズの創立者であり社長でもあるロバート・グリーンウォルドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/21(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 上院での抵抗に直面し オバマ政権は無人機による在外米国人殺害を正当化するメモ公開へ

    オバマ政権は在外米国人の殺害を承認した政府の機密メモを公表すると発表しました。連邦控訴裁判所は先月、アメリカ自由人権協会とニューヨークタイムス紙が起こした無人爆撃機の法的根拠を求める裁判の判決で、オバマ政権に対しメモの公表をを命じました。この訴訟は何の罪にも問われていない米国生れの聖職者アンワル・アルアウラキ師と彼の16歳の息子アブドルラーマン、そしてサミール・カーンがイエメンで殺害されたことで起こされました。ホワイトハウスはこの判決に控訴しないことを決めました。何名かの上院議員が、公表しなければそのメモの作成者であるデビッド·バロンの巡回控訴裁判所判事への指名を妨害すると明言したからです。しかし、それは機密情報が含まれているという理由で、政権は大規模な部分を編集しメモの公表を延期しました。人権弁護士でありハーパーズ·マガジンでの寄稿編集者スコット·ホートンに話を伺います。

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    2014/5/21(Wed)
    記事番号: 
    2
  • グアンタナモ刑務所での「自殺」を再検証: CIAは機密施設での囚人の拷問死を隠蔽したか?

    2006年6月9日夜、米軍のグアンタナモ基地軍事刑務所でサウジアラビア人2人とイエメン人1人の計3人の囚人が死亡しました。彼らの死は大きな謎の一つです。グアンタナモ基地当局は、ヤサー・タラル・アルザラニ、サラ・アメッド・アルサラミ、マニ・シャマン・アルウタビの3人は自らの命を絶ったと発表しました。グァンタナモの司令官である海軍少将ハリー・ハリスは、彼らの死を「我々への不均整な闘争行為」と表現しました。しかし、彼らの死の原因を隠蔽したのではないかという、衝撃的な新たな証拠が明らかになりました。先頃米海軍犯罪調査局から発見された書類によれば、囚人達は自殺したのではなく、拷問によって死んだことを示唆しています。この新証拠には、アルザラニはその夜、「キャンプ・ノ」または「ペニー・レイン」と呼ばれているグアンタナモの極秘施設で、尋問中の拷問で窒息して死んだという目撃者の証言も含まれています。ハーパーズ誌の寄稿編集者スコット・ホートンは、彼が2010年に書いた記事の中で2006年6月の夜の取り調べで何が起こったかという疑問を投げかけています。この記事はナショナル・マガジン賞の報道賞を受賞しました。

    dailynews date: 
    2014/5/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • マーティン・ルーサー・キング牧師の反ベトナム戦争演説を草稿した歴史家のビンセント・ハーディングを振り返る

    5月19日に82歳で死去した歴史家で作家、公民権運動家のビンセント・ハーディングを振り返り、本日の番組を締めくくります。彼はマーティン・ルーサー・キング牧師の友人でスピーチライターでもあり、キングの有名な反戦演説Beyond Vietnam(『ベトナムを越えて』)を共同執筆しました。デモクラシー・ナウ!に2008年に出演したビンセント・ハーディングは、この演説について語りました。「キングは、米国の貧困者に起こっていたことと、若者が怒りと欲求不満、絶望で奮起していた理由の間に自然なつながりを見出し、彼らの行動と、米国がベトナムで行っていた破壊行為に対して米国民が向けていた関心に深い関係があると考えていました」と、ハーディングは述べました。「ですからキングは、米国内での病と米国の外交政策上の病の間の関係性に気付くよう、この国を一つにまとめようと努力していました」。

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    2014/5/20(Tue)
    記事番号: 
    5
  • スノーデンの文書が暴露:NSAとDEAが結束してバハマで全ての携帯電話の通信を録音

    米政府によれば、バハマは米国人には「ほとんどもしくは全く脅威がない」にも関わらず、新たな報告で、国家安全保障局(NSA)がバハマで行われた全ての携帯電話通話を録音していることが明らかになりました。この報道は、バハマ政府への通知やその承諾なく、NSAが同国に設置したSOMALGETと呼ばれる機密プログラムのことを記したエドワード・スノーデンによって暴露された文書に基づいています。ニュースウェブサイトの「インターセプト」(The Intercept)は、NSAはバハマ政府に許可を得る代わりに、米麻薬取締局(DEA)の取り計らいでこのプログラムを設置できたと報じています。あるNSAの文書には、バハマでの通話を録音する「明白な目的」は「合法的な商業サービスのため」と記されています。しかし、同じ文書は追記として「我々の明白な使命は、SIGINTあるいは無線諜報の準備である」と書かれています。スノーデンによって明らかにされた文書は、このシステムがMYSTICとして知られる、より広範なプログラムの一部であることを示しています。MYSTICは、メキシコ、フィリピン、ケニヤ、そしてもう1カ国(「インターセプト」は、その国の名前を明かすことは暴力の拡大につながるという政府の懸念に応じて国名は明かさないとしている)の電話通信を監視しています。

    dailynews date: 
    2014/5/20(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 大手銀行がまた刑期を免れる一方、ウォール街を占拠せよの抗議者シシリー・マクミランは禁錮3ヶ月

    大規模な脱税ほう助でクレディ・スイスの幹部が誰も刑務所行きにならない一方で、ウォール街を占拠せよの抗議者シシリー・マクミランは禁錮3ヶ月と5年間の執行猶予を言い渡されました。マクミランは2012年3月、抗議者らがズコッティ公園を再占拠しようとしたときに逮捕されました。彼女は、肘で警官を故意に殴ったとされ有罪判決を受けました。マクミランは、背後から右の胸をつかまれ、本能的に腕を振ったのだと言います。最大禁錮7年の刑を受ける可能性のあったマクミランの事件は、全米で激しい抗議と情状酌量を求める声を巻き起こしました。その中には当初彼女の有罪を決めた陪審員の多くも含まれています。5月19日の判決の後で裁判所の外で演説を行ったマクミランの支援者のグループに話を聞きます。また、占拠せよ抗議活動を取材したオンラインメディア「インターセプト」(The Intercept)の記者のライアン・デベローと、弁護士でエコノミストのジェームズ・ヘンリーからも話を聞きます。

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    2014/5/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 投獄するには大きすぎる? クレディ・スイス銀行が数十年の脱税で有罪も、幹部は刑期を免れる

    ヨーロッパの銀行大手クレディ・スイスは、違法で未申告の銀行口座に資産を隠すことによって米国人顧客らの脱税をほう助した罪を認め、過去20年で刑事責任で罪を認めた最大の銀行になりました。司法取引の一環として、クレディ・スイスは罰金として26億ドルを支払い、独立監視員を雇います。しかし同銀行は、脱税のために同銀行を使った米国人顧客らの氏名を提出することは求められません。しかも、クレディ・スイスの幹部は誰も刑務所に行くことなく、同銀行は引き続き米国での運営を許可されます。ニューヨークタイムズ紙によると、米証券取引委員会(SEC)は5月第3週、銀行が罪を認めた場合に投資顧問許可証を取り上げる連邦法の一時的免除をクレディ・スイスに与えることを投票で決定しました。マッキンゼー・アンド・カンパニーの元主任エコノミストで、現在は「租税正義ネットワーク」(Tax Justice Network)のシニアアドバイザーおよび「ベール・コロンビア 維持可能国際投資研究所」(Vale Columbia Center on Sustainable International Investment)のシニアフェローを務めるジェイムズ・ヘンリーに話を聞きます。

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    2014/5/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アル・フランケン上院議員:メディアの大規模合併と民主主義を脅かすFCCによるネット中立性退行

    最近起きた大きな動きが、この先数年の米国におけるメディアのあり方を決めるかもしれません。連邦通信委員会(FCC)は5月第3週、ネットの中立性と自由でオープンなインターネットの概念を脅かすと批判されている提案をさらに進展させました。新たな規定は、企業がプロバイダーに料金を払うことで消費者へより速くアクセスするインターネットの「追い越し車線」を可能にするでしょう。この動きに対し、この規定は大金を支払うことができる大企業に過大な力を与え、支配を集中化させて、競争力のない企業と利用者の毎月の使用料を犠牲にするものだという反対者らの抗議の波が起こりました。5月第3週末の合併取引に対しても同じような事態を心配する声が上がっています。通信大手AT&Tが衛生放送のディレクTVを約500億ドルで買収することに合意した件です。このニュースの数ヶ月前には、コムキャストがタイムワーナー・ケーブルを合併する計画を発表しました。連邦議会でメディア統合に異議申し立てをする主要発言者の一人であるミネソタ州選出の民主党上院議員アル・フランケンから話を聞きます。

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    2014/5/20(Tue)
    記事番号: 
    1

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