デイリーニュース

  • アクティビズムには効果がある:米シャーロット市警察 車載カメラと警官装着カメラによるキース・ラモント・スコット殺害映像を公開

    シャーロット市メクレンバーグ郡警察は連日にわたる抗議活動に屈し、キース・ラモント・スコット射殺を撮影したビデオを2本公開しました。1本は、警察車両のダッシュボードに設置されたカメラによるもの、もう1本は、警察官の体に装着されたカメラによるものです。警察は、未公開ビデオがまだあると述べています。スコットの家族は、すべてのビデオを公開するよう警察に要求しています。ダッシュボードのカメラで撮影されたビデオには、スコットが車から出て、両腕をわきに下ろした状態で、数歩、後ずさる様子が映っています。警察はスコットに4発の銃弾を発射し、彼は地面に倒れました。警察官の体に装着されたカメラで撮影されたビデオには、スコットが撃たれた後に地面に横たわっている様子が映っています。ジャーナリストでアフリカ系米国人研究で知られるモアハウス大学教授マーク・ラモント・ヒルは、「アクティビズムは効果を発揮します。組織化は有効です。草の根の努力は実るのです。これらのことが今回の教訓です」と語ります。ビデオ公開は、NBCが23日、スコットが警察の手によって射殺されるのを目撃した妻のラキーヤ・スコットが携帯電話で撮った痛ましいビデオを公開した後に行われました。

    dailynews date: 
    2016/9/26(Mon)
    記事番号: 
    2
  • パートナーに対する国家の暴力を撮影しなければならなかったのはキース・ラモント・スコットの妻が初めてではない

    NBCは23日、キース・ラモント・スコットがシャーロット市メクレンバーグ郡の警官に射殺される様子を撮影した妻ラキーヤ・スコットの痛ましい携帯ビデオを公開しました。ジャーナリストでアフリカ系米国人研究で知られるモアハウス大学教授マーク・ラモント・ヒルは、「彼女がしようとしていたのは警察がなぜか出来なかったこと、つまり緊張を和らげることでした。(中略)彼の妻が取った行動は、非常に勇敢で冷静なものでした」と語ります。ヒルは、配偶者に対して国家の暴力が振るわれるのをリアルタイムで見なければならなかったアフリカ系米国人の妻は彼女が最初ではないと語ります。妻たちは警察官らに無視され、敬意を欠いた扱いを受けてきました。

    dailynews date: 
    2016/9/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • タルサやシャルロットの警官による殺人への抗議は 人種差別を恒久化する経済政策から生じた

    ノースカロライナ州シャルロット市でのキース・ラモント・スコット殺害、オクラホマ州タルサ市でのテレス・クラッチャー殺害と、警官による殺害事件がたて続けに起きたことで、人種差別と投票権行使の抑圧を恒久化化させてきた共和党の政策に注目が集まっていると、全米黒人地位向上協会(NAACP)のノースカロライナ支部長でモラル・マンデーの指導者ウィリアム・バーバー牧師は話ます。

    dailynews date: 
    2016/9/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ウォレン上院議員 スキャンダル渦中のウェルズ・ファーゴCEOに辞職と捜査受け入れを要求

    ウォール街の大手銀行ウェルズ・ファーゴの従業員数千人が売上目標を達成するために取引先の個人情報を流用して200万の偽造口座を作っていた疑惑が拡大していますが、今週の上院銀行委員会の公聴会で、エリザベス・ウォレン上院議員がジョン・スタンプCEOをこの件で厳しく追及しました。これに対する反応をみていきます。このスキャンダルの始まりは少なくとも2011年にさかのぼり、スタンプCEOは2013年以降この実態を把握していたと認めました。ウェルズ・ファーゴには1億8500万ドルの罰金が科されました。「ジョン・スタンプは自らの犯罪行為によって5300人を罪に追いやったのです」と、ノミ・プリンツは話します。彼女はリーマン・ブラザーズやチェース・マンハッタン銀行でアナリストを勤めた後、ベア・スターンズとゴールドマン・サックスで重役を務めました。プリンツの最新書は、All the Presidents’ Bankers: The Hidden Alliances That Drive American Power(『大統領の銀行家たち:アメリカの権力を動かす隠された同盟』)です。

    dailynews date: 
    2016/9/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • モラル・マンデーの指導者バーバー牧師「キース・スコット射殺の動画は市民のもの 公開せよ」

    「動画を公開しろ!」と連呼する人々の抗議が3日間続いています。 街頭で抗議する人々は、警察に対しキース・ラモント・スコットが射殺された場面の録画を公開するよう要求しています。深い悲しみに暮れる遺族には彼が射殺された際のドライブレコーダーとボディカメラの映像が見せられました。ですが、シャルロット警察署長カール・パトニーは、この動画を公開する予定は今のところないとしています。全米黒人地位向上協会(NAACP)のノースカロライナ支部長でモラル・マンデーの指導者ウィリアム・バーバー牧師に話を聞きます。最新の著作は、Third Reconstruction: Moral Mondays, Fusion Politics, and the Rise of a New Justice Movement(『3回目の再建:モラル・マンデー、融合政治、新たな正義運動の台頭』)です。

    dailynews date: 
    2016/9/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • コネチカット州の警察官 抗議運動家に対する罪状でっち上げ現場を誤って自ら撮影

    コネチカット州の警察官が、抗議運動家に対する罪状をでっち上げている現場を、無意識に自分で撮影した。米国自由人権協会(ACLU)コネチカット支部は、そう訴えて提訴しました。2015年9月11日、コネチカット州在住のマイケル・ピカードが、ウエスト・ハートフォード市の交通検問所で穏やかに抗議活動を行っていると、州警察官ジョン・バロンが歩み寄り、ピカードのビデオカメラを叩き落としました。そして、ピカードの携帯を許可された拳銃と拳銃許可証を没収しました。それ後ピカードがビデオを拾い撮影を再開すると、バロンは警察を撮影することは違法だと誤った主張を口にして、ピカードのビデオカメラを没収しパトカーに持って行くと車の屋根にそれを置きました。バロンは気がついていませんでしたが、ビデオは撮影を続けており、二人の会話を全て記録していたのです。その録画で、バロンはジョン・ジャコビ巡査部長とピカードを逮捕する口実を相談し、途中で「いざという時のために適当な言い訳は用意しておかないと」と発言しています。米国自由人権協会コネチカット支部のダン・バーレット法務顧問に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    5
  • ラシャド・ロビンソン: トランプのような白人億万長者に「ストップ・アンド・フリスク」を実施しよう

    ドナルド・トランプが、警察官が不審人物を呼び止めて職務質問や持物検査を行う「ストップ・アンド・フリスク」(Stop-and-Frisk)と呼ばれる尋問方式への支持を表明したことを受け、ラシャド・ロビンソンが反論します。ロビンソンは人種正義を推奨する組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)の代表です。「白人の億万長者に対してストップ・アンド・フリスクを実施できたら素晴らしいと思いませんか?」とロビンソンは言います。「彼らの財団の過去について、納税歴について、住宅市場が崩壊し黒人が財産を失ったやり方について、議会での取引についてもストップ・アンド・フリスクを行うのです」

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    4
  • タルサでは 300人が殺害された1921年の「黒人のウォール街」での暴動による歴史的トラウマが未だ消えず

    警官がテレンス・クラッチャーを殺害した事件を巡り抗議がつづくオクラホマ州タルサ市は、過去にも人種闘争を経験しています。1921年5月31日、黒人男性が白人のエレベーター操作士に暴力を振るったと糾弾されたことをきっかけに、白人の暴徒が300人にの人々を殺害、被害者は大半が黒人でした。白人の暴徒は2日間に渡り、当時黒人のウォール街と呼ばれて繁盛していたアフリカ系米国人の商業地区グリーンウッドで住宅や店舗、教会に放火を繰り返しました。騒ぎが収まった頃には、同地区は破壊されていました。多くの黒人は同地区から引っ越し、戻ってくることはありませんでした。州兵が数千人を捕え、同市の様々な場所で拘束しました。歴史的この事件を著書、Black Wall Street: From Riot to Renaissance in Tulsa’s Historic Greenwood District(『黒人のウォール街――暴動も繁栄も経験した、タルサの歴史的グリーンウッド地区』)で検証したハンニバル・ジョンソン弁護士に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • デモ隊がタルサ警察官ベディ・シェルビーの逮捕を求める テレンス・クラッチャー射殺事件

    オクラホマ州タルサ市では、40歳のアフリカ系米国人テレンス・クラッチャーが両手を上げている状態で、白人の警官に射殺された事件を撮影したビデオを巡り地域住人に動揺が広がっています。「9月19日に同ビデオが公開されて以来、6日が経ちましたが、状況は全く変わらず。誰も逮捕されていません」と、コミュニティ・オーガナイザーのマーク・ルイスは言います。ルイスはクラッチャーを射殺した警官ベティ・シェルビーの逮捕を求める運動に参加する、タルサを拠点とする草の根運動組織「我らオクラホマ人民」(We the People Oklahoma)の発起人です。米司法省は、今回の射殺事件を公民権侵害の可能性で捜査すると発表しています。(訳注:この放送後の22日、警察官シェルビーは過失致死罪で起訴されました)

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 非常事態宣言:NAACP シャーロット支部とデモ隊 警察にキース・スコット射殺事件ビデオ公開を求める

    ノースカロライナ州のパット・マクローリー知事は、シャーロット市に非常事態を宣言しました。シャーロット市では、9月20日に43歳のアフリカ系米国人で7人の父でもあるキース・ラモン・スコットが警察に射殺されて以来、2晩連続でデモが行われています。警察は、スコットが「人を殺しうる緊迫した脅威だった」としていますが、遺族はスコットは武器を携帯していなかったと主張しています。全米黒人地位向上協会(NAACP)のシャーロット/メクレンバーグ支部のコリーン・マック支部長と、シャーロットを拠点に活動するアーティストで活動家のブリー・ニューサムに話を聞きます。2人は共に、警察によるスコット射殺事件のビデオ公開を求めています。「透明性を保つべきです」とニューサムは言います。「警察と地域住民がお互いを信用できないのには、当然の理由があるのです」

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    1

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