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2020年11月20日(金)

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  • 【20/11/20/1】先住民、人種的正義、気候変動の活動家たちは19日(木)、ワシントンDCの民主党全国委員会(DNC)ビルの外を占拠し、次期大統領ジョー・バイデンに対し、直ちに気候変動対策を実行し、グリーン・ニューディールを承認するよう求めました。活動家たちはまた、新政権の組閣に当たってはロビイストなど産業界と密接な関係を持つ人々を入閣させないよう要求しています。この抗議運動では、ニューヨーク州選出のアレキサンドリア・オカシオコルテス下院議員や、今回ミズーリ州で下院議員に選出されたコリー・ブッシュなど、多数の議員が発言しました。発言の抜粋を放送します

  • 【20/11/20/2】次期バイデン政権は、連邦政府の学生ローンの債務取り消しを求める圧力の増大に直面しています。これについてはジョー・バイデンも、大統領令を通じて、議会の承認を回避して実施することを検討中と報じられています。デット・コレクティブ(負債共同体)メンバーのアストラ・テイラーは、学生ローン債務の取り消しは、債務を負った者たちにとっても、より広い経済全般に対しても、恩恵をもたらすであろうし、またバイデン政権がしかける進歩的なアクションの大きな波の一部になる可能性もあると述べます。「選挙終了の直後には...民主党が上院を制することができなかったため、バイデン政権の統治能力に悲観的な見方がなされていました。でも、バイデンが強硬策をとる覚悟を決め、それが共和党のやり方であることを理解する気になれば、民主党にも同じことができるはずですに」とテイラーは言います。

  • 【20/11/20/3】トランプ大統領は20日、ミシガン州議会の共和党幹部をホワイトハウスに呼び出しました。これは選挙結果を覆そうとする画策の一環です。トランプ陣営は、共和党の州議会議員に圧力をかけて、有権者の意思を無視して、親トランプ派の選挙人を選出させようとしています。映画What is Democracy?(『民主主義とは何か』)や著書Democracy May Not Exist, but We'll miss It When It's Gone(『民主主義など存在しないのかもしれないが、無くなってしまえばさみしいものだ』)で民主主義の現状を見つめてきたアストラ・テイラーに聞きます。

  • 【20/11/20/4】エジプトでは、活動家やジャーナリストに対する前例のない取り締まりの一環として、同国を代表する人権団体の事務局長が逮捕されました。ガッサー・アブデルラゼックが自宅で逮捕されたのは、「エジプト個人の権利イニシアチブ」(Egyptian Initiative for Personal Rights)の他の2人の職員が逮捕された数日後のことでした。この動きは、2013年にモハメド・モルシ前大統領を倒して政権に就いて以来、何千人もの人々を投獄してきたアブデル・ファッタ・エル・シシ大統領が、ここへきて弾圧を大きくエスカレートさせていることを示しています。「一連の逮捕はエジプトの市民社会にとって大打撃です。この国の市民社会全体に衝撃が走りました」と、エジプト最後の独立系メディア「マダマスール」の記者で、デモクラシー・ナウ!の特派員でもあるシャリーフ・アブドゥル・クドゥースは言います。

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