« 前  

2020年11月5日(木)

  次 »
  • 【20/11/5/1】カギとなる複数の激戦州で開票が進む中、民主党の大統領候補ジョー・バイデンが当選に必要な選挙人数270の獲得に近づいている模様です。一方、トランプ大統領と支持者たちは開票プロセスを攻撃し、民主党がトランプから勝利を盗もうとしていると誤った主張を繰り返し、激戦区で、次々と投票集計に関する訴訟を起こしています。選挙結果は、多くの世論調査の予想よりも僅差となっていますが、デモクラシー・ナウ!共同司会者フアン・ゴンザレスは、民主党の票獲得数が伸び悩んだのは、主にラテン系市民有権者のせいであるという「誤った主張」が信じられつつあると言います。「実際には、非白人、特にラテン系市民は、専門家の予想を遥かに上回る投票数でした。しかし、白人有権者の合計投票数は前回の大統領選挙に比べほとんど伸びていません」とゴンザレスは言います。「白人有権者の貢献度が民主党の期待を下回ったと言う専門家はなぜいないのでしょう」

  • 【20/11/5/2】大統領選の結果を左右する重要な州のひとつアリゾナ州では、数千票の開票を残して、ジョー・バイデンがリードしています。トランプは2016年にアリゾナ州を制しましたが、バイデンがこのままリードを維持すれば、1948年以来、アリゾナ州を制した2番目の民主党大統領候補となります。「今回の選挙の最大の功労者は、粘り強く活動を続けた州内のコミュニティ・オーガナイザーです」と、ラテン系市民とメキシコ系米国人コミュニティ向けの全米オンライン・ハブ「ミヘンテ(Mijente)」代表で共同創設者のマリサ・フランコは言います。トランプ政権は移民および移民の権利グループに悲惨な状態をもたらした。彼が再選されれば事態はさらに悪化するとフランコは言います。「民主党政権になれば、私たちにも闘うチャンスが与えられます」

  • 【20/11/5/3】ニューヨーク州では民主党のモンディア・ジョーンズとリッチー・トーレスが当選、ふたりは同性愛を公にしている黒人として初めて下院議員となります。彼らは数十年間、議員を務めたベテランのあとを継ぎます。ジョーンズは、ニューヨーク州の第17下院選挙区を代表する議員となり、民主党の進歩派に属することになります。彼はグリーン・ニューディール、国民皆保険、最低賃金15ドルを支持しています。「『小さなアイディア』の時代は終わりました」とジョーンズは言います。「私は選挙戦のはじめから堂々と進歩派の政策を掲げていました」

Syndicate content