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2020年10月21日(水)

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  • 【20/10/21/1】米司法省と11州は、米テクノロジー大手のグーグルに対し、反トラスト法に違反しているとして、大規模な訴訟を起こしています。この提訴により、同社の事業が分割される可能性があり、他のハイテク大手にも大きな影響を与えそうです。訴訟は、グーグルが検索エンジン市場の独占を維持するために違法行為に関わり、オンライン広告市場での優位性を強化していると告発しています。フォーダム大学の法学教授のゼファー・ティーチアウトは、以前から、テクノロジー大手企業による市場の独占を解消することを訴えており、「この訴訟は、きわめて重要」だと言います。これは、現行法やあらたな立法措置を通じて、「ひじょうに深刻になっている民主主義の危機」に立ち向かうための行動の第一歩としなれればならないとして、「この危機とは、民間の巨大テクノロジー(Big Tec)が、儲け追求する政府を形成し、国民の生活の多くの部分を支配しているということなのです」と言います。

  • 【20/10/21/2】フォーダム大学の法学教授ゼファー・ティーチアウトは、トランプ大統領が最高裁判所判事に指名したエイミー・コニー・バレットの承認を、上院の民主党が阻止することができる余地はまだある、と言います。承認上の手続きで利用できる手段をことごとく使って、承認を遅らせ妨害すれば、それは可能だというのです。「バレットが承認されれば大惨事になります。6対3という(保守派の)多数による最高裁法廷の構成は、言ってみれば、仕掛けられた爆弾です。狙いは、私たちを守ってくれているものです。政治の腐敗から守るものであり、企業のお金から守るものであり、そして、私たちを守る投票権法に、この爆弾は向けられているのです」と、ゼファーは指摘しています。

  • 【20/10/21/3】メキシコで著名な調査ジャーナリストのアナベル・エルナンデスがゲストです。メキシコ全土を揺るがした事件について話を聞きます。メキシコの前国防相が、軍を統括する当職に在任中、主要な麻薬カルテルと通じ合っていたとし、米国政府に逮捕されました。サルバドール・シエンフエゴス将軍は、2012年から2018年まで、エンリケ・ペーニャ・ニエト大統領の前政権下で国防相を務めていましたが、この間、人権侵害を行っていると告発されていました。そのなかには、2014年に起きた、ゲレロ州アヨツィナパの教育大学の学生43人が失踪し、虐殺されたと推定されている事件があります。事件に関与したとみられる兵士に捜査官が聴取しようとすると、前国防相がこれを許さなかったといいます。アナベルは、その著書 Narcoland: The Mexican Drug Lords and Their Godfathers(『ナルコランド:メキシコの麻薬王とそのゴッドファーザー』)で、メキシコ政府の複数の高官が、世界でもっとも強力な麻薬カルテルと癒着していることを明らかにしています。アナベル自身も、殺すぞという脅迫を何度も受け、国家人権委員会が専任のボディーガード2人を彼女につけていました。危険にさらされながらも、アナベルは記事を発信し続けています。メキシコを中心に活動する、作家でフリーのジャーナリスト、ジョン・ギブラーにも話を聞きます。ジョンは、2014年にアヨツィナパで43人の学生が失踪し、殺害されたとみられている事件で、メキシコの兵士がどう関与していた、調べています。(Image Credit: Mona Edwards)

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