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2020年8月26日(水)

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  • ウィスコンシン州ケノーシャでは、車に乗り込もうとしていた、武器を持たない黒人男性を、警察官が背後から7回にわたって銃撃した事件で抗議行動が続いています。ジェイコブは下半身不随になるだろうといわれています。報道によると、ジェイコブは、けんかを仲裁しようとした後、立ち去ろうとしたところを、警察官に撃たれました。銃撃場面をジェイコブの幼い3人の子どもたちが目撃していました。抗議行動が行われた25日、状況はさらにエスカレートしました。少なくともひとりの白人が、「黒人の命もたいせつ」(Black Lives Matter)運動の抗議参加者に向かって発砲したのです。これにより2人が死亡、1人が負傷しました。「ブレークに正義を」と訴えるデモ参加者に対し、警察が暴力的な取り締まりを行っているさなかの出来事でした。ウィスコンシン州のマンデラ・バーンズ副知事に話を聞きます。ブレークに対する警察の対応は完全に不当なものであるとして、バーンズはこう批判しています。「どんな警官であれ、あの映像を見て、警察の取り締まりはこうあるべきだなどと、言えるはずがありません。警察の取り締まりの在りように大きな問題があることを、警察、保安官部署が認識することが必要です」。

  • ノースカロライナ州シャーロットでの共和党全国大会の第2夜、数々のスピーチが行われましたが、米国の公衆衛生が壊滅的な打撃を受けていることや、国の経済が危機に直面していることについて、ほとんど黙殺しました。全米では、新型コロナウイルスによる米国の死者数が18万人近くにのぼり、何千万人もの米国人が失業し、食料と住宅の支払いに苦労しているのが現状です。第2夜の演説を抜粋して放送します。中東でのトランプ大統領の行動の称賛、ジョー・バイデンが大統領になるとどんな悲惨が起きるかという警告などです。連邦職員がその地位を党派的政治活動に利用することを禁止するハッチ法(the Hatch Act)に違反していると思われるスピーチもいくつかありました。

  • トランプ大統領の上級顧問スティーブン・ミラーは、移民コミュニティや移民制度に対して同政権が行っている前代未聞の攻撃の政策立案者です。ミラーをメインテーマにした新著Hatemonger: Stephen Miller, Donald Trump, and the White Nationalist Agenda.(『憎悪を扇動する人-スティーブン・ミラー、ドナルド・トランプそしてホワイト・ナショナリスト・アジェンダ』)の中で著者のジーン・ゲレーロは、ミラーを米国政府の最上層部に白人中心の国家主義のイデオロギーを持ち込んだ危険な人物であると評しています。「この思想が移民政策を形作っています」と、ゲレーロは指摘します。ミラーは、ユダヤ人移民の子孫で、十代のころから多文化主義との闘いにのめりこみ、その後、右翼政治の階段を着実に登って、ドナルド・トランプのもっとも信頼できる部下の一人になりました。移民の子どもたちを両親から引き離すことなど、トランプ大統領がすすめるもっとも悪質な反移民政策の多くは、ミラーの業績だと言われいています。「スティーブン・ミラーがターゲットにしているのはもっぱら家族です。スティーブン・ミラーの狙いは、国家安全保障でもなく、犯罪者を締め出すことでもありません。米国内に入ってくる民族の流れを再構築し、黒人やラテン系など非白人の家族を締め出すことにあるのです」と、ゲレーロは語ります。

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