デイリーニュース

  • 海洋保護団体シー・シェパード設立者ポール・ワトソン:2002年のサメ漁妨害容疑でのコスタリカへの身柄引き渡しと闘う

    グアテマラ沖での海洋保護団体シー・シェパードの所有船とフカヒレ密漁者たちとの衝突にかかわる10年前の容疑で、コスタリカへ身柄引き渡しのためドイツで逮捕された「シー・シェパード環境保護団体」(SS)の設立者、ポール・ワトソンが保釈されました。SSは国際漁業保全法を施行するために非暴力的直接行動をすることで知られ、特にその反捕鯨活動で広く認識されています。SSは、ワトソンの逮捕は政略的なものであるという立場を維持し、支持者らに対し、コスタリカのローラ・チンチラ大統領がドイツを訪問する5月23日に行われる抗議行動に集結することを呼び掛けています。ワトソンにドイツのフランクフルトから話を聞きます。「我々は誰も傷つけたことはありません」と、ワトソンは言います。「私が知る限り、世界で最も強力な武器はカメラです。だから我々はカメラを持って闘いに行きます。現在、年間9000万頭のサメが、アジアのフカヒレ産業に供給されるために殺されています。つまりサメのヒレだけが切り落とされ、あとは海に投げ込まれているのです。この様子を我々はグアテマラ沖で撮影し、この極めて不法な活動に反対して我々は介入したのです」。

    dailynews date: 
    2012/5/22(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 弁護士:シカゴでテロ容疑で勾留中の“NATOスリー”活動家は警察のおとり捜査の犠牲者

    5月第3週の週末、シカゴの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での抗議行動で100人近くが逮捕されました。テロ関連犯罪容疑で起訴された5人の活動家のうちの1人を弁護する米法律家ギルド (National Lawyers Guild)の弁護士サラ・ジェルソミーノから話を聞きます。5人のうち2人は爆発物または発火装置の所有未遂に問われ、3人はテロ計画の共謀、テロの物理的支援、爆発物所持に問われています。しかしジェルソミーノは、“NATOスリー”と呼ばれる3人は、爆発物を仕込んだ政府側の人間によってわなにかけられたのだと言います。「テロという重罪に直面している依頼人たちは現在、独房にいれられていることがわかりました」と、ジェルソミーノは言います。「今週の最優先事項は、現在彼らが陥っている極めて懲罰的で非常に危険な状態から、彼らを救い出すことです」。

    dailynews date: 
    2012/5/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • NATOは存在するべきか? フィリス・ベニスと元CIAのスタン・スローンが同盟の目的とアフガニスタン戦争の将来を討論

    > 北大西洋条約機構(NATO)は、シカゴでの史上最大の首脳会議を終えました。大西洋を越えた軍事同盟がそもそも存在するべきなのかという問題と、2013年にアフガニスタン部隊へ主導権を移行する新たな合意について、討論します。「くぎを打つハンマーの立場にいると、何もかもが打たれる釘のように見えます。同じように、軍事同盟の立場にいると、あらゆる問題が軍事的解決を必要としているように見えるのです」と、作家で政策研究所(the Institute for Policy Studies)のフェローであるフィリス・ベニスは言います。「NATOは巨大なハンマーです。問題なのは、アフガニスタンは釘ではないし、リビアも釘ではないということです。アフガニスタンやリビアは、政治的に対処すべき政治問題なのです。軍事同盟の強化によって、NATOは、国連憲章の目的の弱体化に一役買っています。国連憲章は、世界の強者の意志を映し出している地域軍事機関の優位と特権ではなく、紛争の非暴力的解決法として、政治的に結びついた地域組組織の重要性を訴えています。一方、CIAで安全保障を30年分析し、米国議会調査部のシニアスペシャリストでもあったスタン・スローンは、NATOを支持する立場からこう反論します。「米国がこの同盟で同盟国を持つことは、我々の利益、米国の国益にかなうのです。

    dailynews date: 
    2012/5/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジェシー・ジャクソン師 NATO抗議で「戦争ではない別の手段を人々は探している」

    20日にシカゴで行われたNATO抗議デモを率いた反戦イラク帰還兵の会(IVAW)と「平和を願うアフガニスタン人」による反戦デモに、レインボー・プッシュ連合(Rainbow PUSH coalition)のジェシー・ジャクソン師が参加しました。「ここにいる人たちは、世界中から集まり、戦争に代わる手段を探し求めています。今(アメリカは)長年続いたアフガニスタンでの戦争をさらに延長しようとしています。1週間に20億から40億ドルがこれに消えていきます。運輸交通労働者が解雇され、学校や病院が閉鎖されているときに、そんな余裕はありません。投資する価値のない任務です」とジャクソン師は語ります。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    8
  • ギタリスト活動家トム・モレロ 「音楽は闘う人たちの勢力を支える力になれる」

    ミュージシャンで活動家のトム・モレロが、シカゴ市内で行われている反NATOデモ運動の中で3日間にわたり、様々な集会やコンサートで演奏をしています。モレロは、ロックバンドのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンで長年ギタリストを務めている他、ソロプロジェクトのナイトウォッチマン(Nightwatchman)やストリート・スィーパー・ソーシャル・クラブというバンドの一員としても活動しています。「世界中で、アメリカ中で、反戦帰還兵の会から労働組合運動、社会正義運動までが再び活性化している。僕の歌がわずかでもいいから、闘争のテーマ曲になって、最前線に立つ人たちの力になればいいなと思っている」とモレロは語ります。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    7
  • NATO同盟によるアフガニスタン解体、世界の活動家が軍事同盟の存在に疑問を投げる

    60カ国以上の代表が出席している今年のシカゴNATO首脳会議。国際平和活動家も世界中から多数集まり、街頭でデモを行っています。「もはやNATOは要らぬ存在なのです」と、「戦争に反対-NATOに反対」国際連合代表のドイツ人平和活動家ライナー・ブラウンは語ります。 「NATOの宿敵、ワルシャワ条約機構はもう消滅したのに、NATOはまだ存在しています。年間経費は1兆ドルですよ。私たちは仕事、医療、教育のためにこのお金が必要なんです」

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    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    6
  • おとり捜査やNATO抗議デモの凶暴な弾圧でシカゴ警察非難の的へ

    ここ数日間のうちに国内テロ行為の容疑で5人の男性が拘留されたのをはじめ、多数のNATO抗議デモ参加者がシカゴで逮捕されました。男性3人は、オバマ大統領の選挙対策本部や、シカゴ市長のラーム・エマニュエルの自宅など、いくつかの標的を襲撃する計画を立てた罪に問われています。彼らの弁護士は、政府側の密告者が罠にはめたと主張しています。またシカゴ警察は、デモを解散させるために武力を行為したとして活動家団体から非難されています。また、インターネットを介してデモの様子を生中継している独立系メディア活動家を標的にしたとの非難もあります。19日夜、デモの生放送の手伝いをした3人が銃を突きつけられ、拘束されました。

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    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 社会福祉予算削減の中、NATO首脳会議警備に大判振る舞いのシカゴ市に抗議デモ

    19日、シカゴ市長でオバマ大統領の元首席補佐官ラーム・エマニュエルの自宅へ数百人がデモ行進を行いました。社会福祉予算を削減する一方で、NATO首脳会議期間中の大規模警備のために予算をつけたことに抗議するためです。前日には、看護師の団体がシカゴ市内の中心部で予算削減に抗議するデモを決行しました。デモ参加者たちは「政府の削減に 反撃だ」と合唱しました。「私たちは団結しなくちゃいけないんです」と元看護師のキー・マクベイさんは語ります。「切ったら流れるのはお金じゃない、血なんです」

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    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    4
  • シカゴNATO首脳会議で「平和を願うアフガニスタン人」と米軍帰還兵が反戦デモ

    20日に、シカゴで開催されているNATO首脳会議会場で行われた反戦デモは「反戦イラク帰還兵の会 」(IVAW)と「平和を願うアフガニスタン人」が中心となって行われました。「我々はNATOに抗議するため、そして全てのNATOの代表に対して、私たちの祖国、国民に対するこの非人道的、違法、かつ野蛮な戦争を終わらせるよう要請するためにここへ来ました」と、「平和を願うアフガニスタン人」のスライア・サハールさんは話します。サハールさんはNATO抗議デモでアフガニスタン帰還兵グラハム・クランプナーと並んで行進しました。「米軍帰還兵の方たちと並ぶのをたいへん光栄に思います。占領、戦争に対して私たち共に声を上げている彼らの行いは、正しいと思います」。クランプナーは、「この戦争への協力はいっさい拒否する」と言います。

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    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 占拠運動で瀕死の重症を負った退役軍人スコット・オルセン NATO首脳会議に反戦メッセージ

    2度のイラク従軍の後、去年「オークランドを占拠せよ」運動で警官の発砲で負傷し生死の境をさまよった帰還兵スコット・オルセンに、 シカゴで開催されているNATO首脳会議の会場で話を聞きます。オルセンは、20日に行われた反戦デモで4つのメダルを返還しました。なぜ占拠運動に参加し、厳重な警備が敷かれているNATO首脳会議に抗議しているのかを聞かれ、「我々が正しいことをしているということを示すために、あらゆる努力をするつもりだ。彼らがどんなことをしようとも、我々には支えてくれる仲間がいるし、前に進んでいく」とオルセンは語っています。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    2

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