デイリーニュース

  • 「NATOに反対、戦争に反対」NATO首脳会議でイラク・アフガニスタン帰還兵がメダルを返上

    本日は、北大西洋条約機構(NATO)の60年にわたる歴史で最大の首脳会議会議が開かれているシカゴからお送りします。20日、イラク戦争とアフガニスタン戦争の退役軍人、そして「平和を願うアフガニスタン人」(Afghan for Peace)のメンバーらを先頭に、何千人もの参加者が平和行進を行いました。反戦イラク帰還兵の会(IVAW)は、約50人の退役軍人が自身の従軍メダルをNATO首脳会議の会場の方向に投棄するというセレモニーを開きました。壇上から1人ずつ自分の従軍メダルを返上した兵士たちに話を聞きます。「私は、イラクとアフガニスタンの人々との連帯のため、対テロ世界戦争従軍メダルを返還しに来ました。イラクやアフガニスタン、そして世界中で我々が引き起こした破壊を深く反省しています」と米軍に10年従事した元衛生兵のジェイソン・ハードは話します。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ホンジュラスでの秘密の麻薬戦争 米麻薬取締局の強制捜査で妊婦2人と男性2人が死亡

    今週船舶内の4人が発砲により死亡した件で、米麻薬取締局が米国籍のヘリコプターにホンジュラスの警官とともに同局の取締官が搭乗していたことを認めました。死亡したうちの2人は妊婦だったと言われています。この死亡事件は米国支援の対麻薬戦争でホンジュラスが中心的位置にあることを示しました。ホンジュラスは少なくとも3つの米軍基地をまかなっており、ラテンアメリカでの米国軍事作戦の中核です。カリフォルニア大学サンタクララ校の歴史学教授ダナ・フランクに話を聞きます

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    6
  • 「米国最悪の人種プロファイリング」NAACP会長が語るNY市警の職務質問プログラム

    連邦判事が異論の多いニューヨーク市警の職務質問プログラムに対する集団訴訟を受理しました。警察に標的にされた何十万という人々に法的な弁済への門戸が開かれたことになります。判事の決定はニューヨーク市が、市民の憲法で保障された権利に対して「無関心であることは非常に憂慮される」と指摘しています。ニューヨーク人権擁護連盟(New York Civil Liberties Union)による最近の調査ではNY市警のこのプログラムは人種的に偏向していて効果が乏しく、昨年職質された対象の87%が黒人とラティーノでした。全米黒人地位向上協会(NAACP)会長のベンジャミン・ジェラスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 黒人少年を殴打する姿を録画されたヒューストンの元警官に全員白人の陪審が無罪評決

    アフリカ系の十代の少年を殴打するところをビデオに捉えられた元警察官が無罪になったことで、テキサス州ヒューストンで17日、数百人が抗議デモを行いました。16日、15歳の窃盗容疑者チャド・ホーリーを殴り足で踏みつけた元警官アンドルー・ブルームバーグは、全員白人から成る陪審団によって無罪評決を受けました。2010年3月、警察車両に呼び止められたホリーの様子はビデオで撮られています。地面にうつぶせになったホーリーは明らかに投降状態で手は自分の頭の後ろに置かれています。しかしその彼に手錠を掛ける代わりにブルームバーグと他6人の同僚警官らは踏んだり蹴ったりしてホーリーを痛めつけました。「若い黒人青年たちがひどく扱われる、そんな事件があまりにも多いので、私たちは感性がマヒしてしまい現状を受け入れてしまっているように見えます」と全米黒人地位向上協会(NAACP)会長のベンジャミン・ジェラスは言います。

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    5
  • ベン・ジェラス: 数百万人の米国人が経験する人種プロファイリングの現実

    トレイボン・マーティン殺害事件捜査で新たな音声録音や文書が公開されたのを受け、全米黒人地位向上協会(NAACP)の会長兼最高経営責任者のベンジャミン・ジェラスに感想を聞きます。証拠はマーティンと殺害容疑者ジョージ・ジマーマンの間に格闘があったことを示していますが、ジマーマンがマーティンを追跡しなければ、死につながったこの遭遇は「結果的に回避できた」と警察は結論づけています。検死結果によれば、マーティンは胸部に向けた「中距離」からの一発の銃弾で死亡したことを示しています。マーティンの交際相手が彼の死の直前に電話で交わした内容についての証言の録音を聴いて、ジェラスは「殺される直前に、通りでつかまった彼の声を聴いたという幼なじみのガールフレンドの話は胸が張り裂ける。コミュニティ監視のボランティア要員によるか警察によるかに関わらず、これはこの国で人種プロファイリング(人種偏見に基づく行動特徴分析)を受けている毎年何百万という若者たちが経験していることの再現ドラマです」

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    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「彼はおびえていた」 トレイボン・マーティンの交際相手が射殺直前の電話を詳述

    フロリダ州サンフォードで武器も持たない十代の少年トレイボン・マーティンがジョージ・ジマーマンの発砲で死亡した事件で、当夜の新たな詳細を明らかにする記録文書や写真、録音などの貴重な収集品が同州検察当局によって公開されました。検事がトレイボンの交際相手に事情聴取した際のゾッとするような録音を放送します。彼女は彼の死の直前に電話で彼と話していました。「彼がおびえていたのを知っています」とガールフレンドは話しています。「私は『そのまま逃げて!』と言ったんです……その男がすぐそこまで来たと彼が言って、次に聞いたのが(トレイボンの声で)『どうして後をつけてくるんだ?』でした……その男の声が……『ここらで何をしてる?』と言うのが聞こえて……私はトレイボンに『トレイボン、どうしたの? 何が起きてるの?』と聞きました……私は電話越しに彼に話しましたが彼は応えません……そしてだれかがトレイボンに体当たりする音が聞こえて……私はまだ叫んでいました、『トレイボン、トレイボン!』と言ってたんです……そして次に、電話が切れたんです」

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    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    2
  • G8を占拠せよ:キャンプ・デイビッドで民衆サミットが世界の指導者たちと対決 貧困と飢餓に行動を

    世界のリーダーたちが今日、厳重警備のメリーランド州キャンプ・デイビッドでG8サミットに集います。セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)やオックスファム(Oxfam)といった重要な非営利団体は、G8の指導者たちに2009年の誓約を実現するよう訴えています。発展途上国の食糧確保に向けて220億ドルを出費するという誓約は現在までに4分の1しか実現していません。活動家たちはまたG8の指導者たちに過去の誓約を拡大し、途上国と手を携えて緊急に飢餓問題に取り組むべきだと迫っています。貧困の解決を目指すオックスファムの代表レイモンド・オッフェンハイザーと、G8を占拠せよ民衆サミットの組織者で医師のマーガレット・フラワーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    1
  • クルーグマン 更なる緊縮財政と歳出削減を求めるアラン・シンプソン財政責任・改革委員長に反論

    オバマ大統領が設置した、超党派の財政責任・改革委員会の共同委員長のアラン・シンプソン元上院議員は5月3週目はじめ、ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、ポール・クルーグマンの著作こそ「ほとんど過剰反応だ」と批判しました。不況のさなかに歳出削減を主唱しているシンプソンに対するクルーグマンの意見を聞きます。「シンプソンみたいな人間が望む政策において行われている大規模な実験を、われわれは目の当たりに見ているわけです」とクルーグマンは語ります。「ヨーロッパでは(緊縮財政を)徹底的に推し進めた結果がこの惨状です。」今は財政支出を増やすべきだというのがクルーグマンの主張です。「これからもずっと財政債務を無視しろと言うのではありません。でもこの時期、歳出削減してはかえって逆効果です」と言います。「経済を悪化させることになるし、長期的成長を低下させ、長期的に見た税収にとっても悪影響をもたらします。」

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    2012/5/17(Thu)
    記事番号: 
    5
  • ユーロ圏についてポール・クルーグマンが語る:数カ月のうちにすべてが崩壊するかもしれない

    米キャンプデービッドで18日始まる主要8カ国首脳会議(G8)で、ヨーロッパの経済危機が優先課題として話し合われると予想されます。ギリシアでは、投票者が間もなく次の選挙のため投票場に向いますが、多くの人がこの選挙をユーロ通貨に対する国民投票と見ています。ノーベル賞受賞者の経済学者、ポール・クルーグマンはギリシアで現在おきている銀行取付騒ぎは、波及的にユーロ圏の解体につながる恐れがあると警告します。「これは大変衝撃的なことです。終末論者のように聞こえるのはいやですが」とクルーグマンは言います。一方、フランスの新しい財務大臣は、フランスの新しい社会党政府はさらなる財政緊縮を求めるEUの財政協定を批准するつもりがないことを改めて述べました。

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    2012/5/17(Thu)
    記事番号: 
    4
  • クルーグマン 「ジェイミー・ダイモンはJPモルガン・チェースの賭けによる30億ドルの損失と反金融規制運動の責任を取って辞任するべき」

    金融大手JPモルガン・チェース銀行はハイ・リスクなデリバティブ取引で出した巨額の損失に苦しんでいますが、ノーベル賞受賞者の経済学者、ポール・クルーグマンは同行の最高経営責任者のジェイミー・ダイモンは辞任すべきだと言います。「その理由は、ずばり、彼は金融改革に対抗する知恵袋とされていたわけですが、結局それほどの知恵がなったことがわかったからです。実際、彼の銀行はかなりひどいことをしていました。」さらにクルーグマンは「誰にとっても彼が去る方が良いに決まっています」と言います。ウォ―ル・ストリートに対してより厳しい規制を求める新たな声があがるなか、米司法省は現在JPモルガンを捜査しています。「(JPモルガン)は銀行という保障された立場をいいことに、顧客が預けたお金で賭けをしているのです。保障された預金があるからです」とクルーグマンは言います。「JPモルガンが行ったようなことを規制する、ボルカー・ルールという法が、施行されることになっていますが、銀行はかまわずこうした行為を続けています。お金を安全に運用することについて、銀行家を信用することはできません。」

    dailynews date: 
    2012/5/17(Thu)
    記事番号: 
    3

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