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2020年6月4日(木)

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  • 全米で1週間以上の抗議活動が行われた後、ジョージ・フロイドの殺害に関与したミネアポリス警官4人全員が殺人または殺人ほう助罪の容疑で起訴されました。この事件は歴史的な抗議が全国に広がるきっかけとなりました。「動画を見れば…3人の警官全員がフロイドの体に圧力をかけたことが死につながったのがわかります」と、活動家で公民権弁護士、全米黒人地位向上協会(NAACP)元ミネアポリス支部長のネキマ・レビィ=アームストロングは言います。「フロイドが『息ができない』とうったえていたのを彼らは聞いたのです。それでもフロイドの命の危険を顧みようとしませんでした」(画像クレジット:E・マッキー)

  • ミソタ州の検事総長キース・エリソンは、ジョージ・フロイド殺害に関与した警官4人全員を殺人容疑で起訴しました。それでも、警察暴力に反対する大型デモは続いています。「全米そして世界中の人々が、カメラに映ったこの出来事を見て…こんなことは断固として許さないと意を決したのです。今となっては、集会や会議で、叫び、変化を求め続けることはもう無理だと悟ったのです。人々は変化を要求して路上に繰り出しています」と、2017年「ウィメンズ・マーチ」元全米共同委員長のタミカ・マロリーは言います。

  • ケンタッキー州ルイビルでは、3月に自宅アパート内で警察に射殺されたブリオナ・テイラーの事件に関与した警官の起訴を求めて、抗議運動が起こっています。テイラーは26歳のアフリカ系米国人で、緊急医療室に勤務しCOVID-19患者の治療にあたっていました。6月1日には国家警備隊がデモ隊に向かって発砲し、地元のバーベキュー・レストランのオーナー、デイビッド・マカティーが殺害されました。彼は警官にも無料で食事を提供していた人でした。「全米都市同盟」(Urban League)のルイビル支部代表でCEOのサディカ・レイノルズに話を聞きます。

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